アルバムレビュー

【アルバムレビュー】ゲスの極み乙女。/踊れないなら、ゲスになってしまえよ

投稿日:2019年1月15日 更新日:

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。

とは言え、有名人が不倫騒動を起こすと未だに“ゲス不倫”などと呼ばれる辺り、世間に対して名を残すということには成功しているのかもしれません(?)

今回は、彼らのミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』のレビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

girl

『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の全体概要

アーティストゲスの極み乙女。
アルバム名踊れないなら、ゲスになってしまえよ
発売日2013/12/4
収録曲数8
演奏時間 29:08

文章風の長いアルバム名が特徴的。

演奏時間はトータルで29:08。京浜東北線で、東京・鶴見間くらいの時間です。

レビュー

『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1キラーボール★★★★★5
2餅ガール★★★★★5
3ゲスな三角関係★★★★★5
4スレッドダンス★★★★☆4
5いこかなでしこ★★★★☆4
6jajaumasan★★★★☆4
7ハツミ★★★★☆4
8ホワイトワルツ★★★★☆4

全体的にかっこいい曲ばかりの名盤!

※『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』全体の感想

素直にいいと思えるアルバムです!

おしゃれでかっこいい雰囲気肩の力の抜けたおふざけのバランスが非常に絶妙な1枚だと思います。このバランス感覚が『ゲスの極み乙女。』の真骨頂だとすれば、それを存分に堪能できるのが本作『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』ではないでしょうか。

MVが用意されている#1 『キラーボール』がおしゃれでかっこいい楽曲代表、#2 『餅ガール』が肩の力の抜けた楽曲代表といったところですかね。どちらも最高の出来栄えだと思います。

ところで、本作『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の収録曲ですが、曲名がオヤジギャグっぽい造語が多いですよね。例えば、上述の『キラーボール』は”ミラーボール”をもじったもの、『餅ガール』は”森ガール”をもじったものと思われます(森ガールって言葉、最近はめっきり聞かなくなったな…)。

しかしながら、単に既存の言葉をもじった”言葉遊び”で終わるだけでなく、新しい造語に命を吹き込み、それをテーマとした楽曲が成立しているところはさすが川谷絵音です。

Amazonで試聴できます。

『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

-アルバムレビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【アルバムレビュー】GARNET CROW/first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET …

【アルバムレビュー】X JAPAN/DAHLIA

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【アルバムレビュー】PIERROT/CELLULOID

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンドで知的で過激。当時の10代リスナーはある種の選民思想を抱きながら『PIERROT』の …

【アルバムレビュー】PIERROT/パンドラの匣

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと …

【アルバムレビュー】黒夢/黒夢コンプリート・シングルズ

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。