個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Old Dreams

投稿日:2018年10月30日 更新日:

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。

特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。

そんなELTの全盛期を支えた五十嵐充は2000年に脱退。それ以降、ボーカルの持田香織とギターの伊藤一郎の二人による男女ユニット形式になり、現在に至ります。

今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Old Dreams』のレビューです。

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

game-clock

『Old Dreams』の全体概要

基本情報

アーティストEvery Little Thing
曲名Old Dreams
演奏時間0:24
作詞
作曲五十嵐充
編曲五十嵐充

インスト曲。

演奏時間はわずか24秒と、アルバム『Time to Destination』収録曲の中で最も演奏時間の短い楽曲になっています。

『Old Dreams』収録アルバム

アルバム名トラック#
Time to Destination4

2ndアルバム『Time to Destination』の4曲目に収録。

※『Old Dreams』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『Time to Destination』に収録されている唯一のインスト曲。

演奏時間はわずか24秒ですが、前作『everlasting』収録の『micro stress』の演奏時間がなんと19秒でしたので、本作『Old Dreams』よりも短い楽曲がELTには存在することになります。

しかし、本作『Old Dreams』はオルゴールふうの音色のみで構成されていますので、楽曲のシンプルさという点では本作『Old Dreams』の方が『micro stress』より上のように思います。ただ、シンプルな楽器構成と短い演奏時間ながらも美しいメロディーが際立つ楽曲になっていますので、アルバムの中で全く存在感がないというわけではありません。

アルバム『Time to Destination』における本作『Old Dreams』の位置づけは、次曲『モノクローム』への繋ぎといったところでしょうかね。

繋ぎ先の楽曲である『モノクローム』の歌詞が学生時代を思い返すような内容になっていますので、いったん本作『Old Dreams』で過去にタイムスリップするような感じでしょうか。『Old Dreams』という曲名も、『モノクローム』の歌詞の内容とリンクしているように思います。

Amazonで試聴できます。

『Old Dreams』収録アルバムレビューリンク

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/3年後

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了 …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/死の灰

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/ユレルカレル

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 以降、あまり良くないイ …

【個別楽曲レビュー】Janne Da Arc/EDEN 〜君がいない〜

2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。 キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生 …

【個別楽曲レビュー】黒夢/優しい悲劇

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。