個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/デジタルモグラ

投稿日:2017年7月29日 更新日:

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』

注目のされ方はバンドとしては不本意だったと思いますが、当バンドの楽曲はおしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビが魅力です。

今回は、彼らのメジャー1stアルバムとしてリリースされた『魅力がすごいよ』の2曲目、『デジタルモグラ』のレビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

programming

『デジタルモグラ』の全体概要

基本情報

アーティストゲスの極み乙女。
曲名デジタルモグラ
演奏時間3:37
作詞川谷絵音
作曲川谷絵音
編曲?

『デジタルモグラ』収録アルバム

アルバム名トラック#
魅力がすごいよ2

『ゲスの極み乙女。』メジャー1stアルバム『魅力がすごいよ』の2曲目に収録。

※『デジタルモグラ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

各楽器のアドリブ風な演奏がオープニングを飾る『デジタルモグラ』。

『ゲスの極み乙女。』の持つおしゃれ感ってこれですよね!

イントロのギターリフも『ゲスの極み乙女。』っぽいです。

本作『デジタルモグラ』のイントロのように、1小節くらいの短いフレーズをずっと繰り返すのがこのバンドのギターっていう印象を持っています。

本作『デジタルモグラ』、Aメロ、Bメロとわたって歌のバックで鳴っているピアノが素敵です。ラップ調のパートを楽曲中に取り入れているバンドは多々あれど、こんなおしゃれなピアノをラップのバックに据えてしまえるのが、このバンドの特徴と言えるのではないでしょうか。

私、あんまりラップの曲を好んで聴く趣味ではないのですが、この美しいピアノに惹かれてしまって、『ゲスの極み乙女。』は聴いてしまいます。それくらい、このバンドの鍵盤の役目って大きいと思います。

サビもキャッチーでいいですね。

サビの最後、決め台詞のように『デジタルモグラ』と歌うのもキャッチーさに磨きがかかっています。しかも、1番、2番、3番と、この決め台詞の歌い方が違っています。音程を変えたり、バックの女性陣に歌わせたりと、よく考えられています。おかげで曲の内容とタイトルがすぐ覚えられました。

3分半の短い時間の中に”繰り返し”と”変化”が程よいバランスで存在している『デジタルモグラ』。こんなにしっかり作られていて、しかもMVまであるなんて、もしかしたらシングル候補だったのかな。

『デジタルモグラ』収録アルバムレビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/au revoir

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【個別楽曲レビュー】ZONE/H・A・N・A・B・I 〜君がいた夏〜

“バンド”でも”アイドル”でもない“バンドル”という新しいジャンルで活動を始めた4人組グループ『ZONE』。 途中で本当に楽器を …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/ひとつだけ

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】ポケットビスケッツ/Rapturous Blue

テレビのバラエティー番組から生まれた音楽ユニット『ポケットビスケッツ』。 メンバーはウッチャンナンチャンの内村光良、千秋、キャイーンのウド鈴木の3人構成。『ポケットビスケッツ』はかなり昔に活動休止して …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/BUNCHED BIRTH

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! バンド名からして皮肉たっぷりですが、楽曲もバンド名に負けず劣らずの皮肉な内容が多いです。ただ、しっかり芯を捉えた言葉は胸にとっ …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。