個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/光を忘れた

投稿日:2017年8月9日 更新日:

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』

注目のされ方はバンドとしては不本意だったと思いますが、当バンドの楽曲はおしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビが魅力です。

今回は、彼らのメジャー1stアルバムとしてリリースされた『魅力がすごいよ』の10曲目、『光を忘れた』のレビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

lost-place

『光を忘れた』の全体概要

基本情報

アーティストゲスの極み乙女。
曲名光を忘れた
演奏時間3:57
作詞川谷絵音
作曲川谷絵音
編曲?

『光を忘れた』収録アルバム

アルバム名トラック#
魅力がすごいよ10

『ゲスの極み乙女。』メジャー1stアルバム『魅力がすごいよ』の10曲目に収録。

※『光を忘れた』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

お得意の1小節ギターリフと、セリフパートがある『光を忘れた』。

4分弱の短い時間の中に、いろいろ詰め込んでるところも『ゲスの極み乙女。』っぽいですね。

Aメロ、Bメロと数えていったら、いったい何メロまでいくんだろうって感じです。ただ、『アソビ』のようにリズムパターンがコロコロ変わったりはしないので、覚えにくさはなく、しっかり1曲としてまとまっている印象です。

ただ、アルバム『魅力がすごいよ』の10曲目収録という立ち位置がこの曲の良さを削いでしまっているところはあるかもしれません。

本作『光を忘れた』単体で見れば『ゲスの極み乙女。』特有の個性を持つ割にきれいにまとまっている曲なんです。

ただ、アルバム前半で『ゲスの極み乙女。』の個性を”これでもか!”ってほど聴かされるので、10曲目というタイミングでこの手の楽曲を聴くと、”ああ、またこの手の曲か”って印象になってしまうんですよね…。

個性的な曲なのに没個性的に聴こえるという、かわいそうな立ち位置だなと思ってしまいます。

あと、サビのインパクトが弱いのもこの曲がイマイチ印象に残らない原因でしょうか。

サビよりセリフパートの内容の方が印象的で、『光を忘れた』という曲名からパッと連想するのは、セリフ中の言葉だったりします。

なんだかよろしくない点ばかり挙げてしまいましたが、本作『光を忘れた』は『ゲスの極み乙女。』というバンドの個性を散りばめながら、キレイにまとまっている曲なのは間違いないです。なので、単体で聴けば決して悪くない1曲だと思います。

Amazonで試聴できます。

『光を忘れた』収録アルバムレビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/ドキドキ

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Love Sauce

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新 …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/True colors

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/また君に番号を聞けなかった

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。 自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動 …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/Brand New Wave Upper Ground

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。