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【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/song3

投稿日:2017年12月27日 更新日:

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。

以降、あまり良くないイメージを払拭しきれないところはありますが、おしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビを持つ、当バンドの楽曲の魅力は色褪せません。

いつかもう一度、年末の晴れ舞台へ立つことはできるのか…!?

今回は、『song3』の個別楽曲レビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

dj

『song3』の全体概要

基本情報

アーティストゲスの極み乙女。
曲名song3
演奏時間3:05
作詞川谷絵音
作曲川谷絵音
編曲?

『song3』収録アルバム

アルバム名トラック#
みんなノーマル5

『ゲスの極み乙女。』メジャー1stミニアルバム(インディーズも含めると3rdミニアルバム)『みんなノーマル』の5曲目に収録。

※『song3』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

イギリスの『Blur』というロックバンドに『Song 2』という楽曲があります。

こちらです。

どうでしょう。サビの「Woo-hoo」っていう印象的なフレーズ、おそらく聴いたことあるんじゃないでしょうか。

さて、その『Blur』の『Song 2』とよく似た曲名を与えられたのが、『ゲスの極み乙女。』の本作『song3』です。

この『song3』という曲名から『Blur』の『Song 2』を嫌でも連想してしまうわけですが、曲の内容もいくつか共通点を見いだせます。『song3』という曲名は『Blur』の『Song 2』から着想を得ているのは、おそらく間違いないでしょう。

最もわかりやすく、かつ決定的な共通点はサビですね。『Blur』の『Song 2』も『ゲスの極み乙女。』の『song3』も、サビで「Woo-hoo」と叫んでいます。

この部分について、本作『song3』は最初から『Song 2』を意識してサビに「Woo-hoo」というフレーズを取り入れたのかもしれませんし、逆に、『Song 2』を意識せず、サビで「Woo-hoo」というフレーズを取り入れた曲を作り、なんだか『Song 2』っぽいから本作に『song3』という曲名をつけたのかもしれません。

どういった経緯でこのサビと『song3』という曲名が与えられたかはわかりませんが、上記2パターンのどちらかなんじゃないかなと思います。

あとは曲の雰囲気ですね。使用されている楽器や音は別モノですが、“投げやりなハイテンション”という雰囲気は『Song 2』、『song3』ともに共通している気がします。

結局のところ、”『Blur』の『Song 2』を『ゲスの極み乙女。』風に解釈したらこうなったよ”、という受け止め方をして、私は本作『song3』を聴いています。

Amazonで試聴できます。

『song3』収録アルバムレビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。