個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GLAY/HIGHWAY NO.5

投稿日:2019年4月1日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の世界へ足を踏み入れると、そこには成功者ゆえの苦悩に満ちた孤独の世界を垣間見ることができます。

そこは我々凡人にとっては到底辿り着ける境地ではありませんが、その途方に暮れるほどの景色を、TAKUROの紡ぐ言葉とメロディーによって私たちもほんの少しだけ追体験できるような気がします。

 

今回は、『GLAY』の楽曲、『HIGHWAY NO.5』のレビューです。

 

long-exposure

全体概要

基本情報

アーティスト GLAY
曲名 HIGHWAY NO.5
演奏時間 3:10
作詞 JIRO
作曲 JIRO
編曲 GLAY & 佐久間正英

ベースのJIROが作詞作曲を担当した楽曲。

 

収録アルバム

アルバム名 トラック#
ONE LOVE 4

オリジナルアルバム『ONE LOVE』の4曲目に収録。

 

レビュー

JIROが作曲した楽曲は過去のアルバムにもいくつか収録されていましたが、作詞作曲ともJIROが担当した楽曲がアルバムに収録されるのはアルバム『ONE LOVE』が初めて。

『ONE LOVE』におけるJIRO作詞作曲の作品は、本作『HIGHWAY NO.5』と#11 『mister popcorn』の2曲が収録されています。

 

重いテーマの楽曲が散見される『ONE LOVE』ですが、JIROやHISASHIの提供するナンセンスな言葉使いをした楽曲があることで、このアルバムが暗くふさぎ込んだものにならず、ある種の多様性をもたらしているように感じますね。

TAKUROが「生きる事は辛い」なんて言い切っている一方、本作『HIGHWAY NO.5』のJIROは「高速道路」が「大渋滞」で、スピード出せずにイライラしていると歌っているわけですから。

 

ただ、本作『HIGHWAY NO.5』が”一抹の不安も無い能天気100%な世界”を歌っているかというと、そうでもありません。

むしろ、不安を抱えながらも、それを紛らわすかのように「高速道路」を突っ走っているような感じもします。

そういう意味では、こういった一見ナンセンスな言葉遊びをしているように見える楽曲にも、アルバム『ONE LOVE』に蔓延している“成功者ゆえの苦悩”の影が見え隠れしているのかもしれませんね。

 

『HIGHWAY NO.5』が収録されているアルバム『ONE LOVE』のレビューはこちらからどうぞ!

【アルバムレビュー】GLAY/ONE LOVE

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。