個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/愛なんていらねいよ

投稿日:2017年9月14日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。

エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。

このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!

今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『愛なんていらねいよ』のレビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

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『愛なんていらねいよ』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名愛なんていらねいよ
演奏時間2:53
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

演奏時間は3分を切る、短めの曲。

『愛なんていらねいよ』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデン・アルバム12

『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の12曲目収録です。

※『愛なんていらねいよ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『愛なんていらねいよ』、曲名通りストレートに「強がり」を歌った1曲

スピード感のある曲調で、演奏はメタルっぽいです。ドラムがズダダダしてて、ギターがズクズクやってる、あの感じです(伝わりますよね)。ただ、あくまでも演奏はサブの扱いで、全体的に歌を引き立てるようなアレンジになっています。メタルにありがちな長いイントロもアウトロもないですし。

このメタルな曲調の上には、『ゴールデンボンバー』らしく、かなりポップな歌メロが乗っかります。こんなに覚えやすいメロディーを作れるのは、さすが鬼才・鬼龍院翔といったところ。特に、曲名の『愛なんていらねいよ』ってフレーズが歌詞として乗るメロディーは秀逸です。「強がり」を込めた”勢い”と、完全には捨てきれない”切なさ”が同居している感じがします。

本作『愛なんていらねいよ』は『ゴールデン・アルバム』収録曲なのですが、このアルバム、既出のシングル(リミックス含む)やそのカップリング曲が半分近くを占めていて、純粋な”アルバム曲”はけっこう少な目なんです。しかも、曲の完成度は既出のシングル/カップリング曲の方が高いという印象。(完成度が低いというか、ネタ曲が多いです。『デスメンタル』とか、『成龙很酷』とか)

そんな中、数少ない純粋なアルバム曲であり、既出曲にも負けず劣らずのクオリティを持っている本作『愛なんていらねいよ』は、『ゴールデン・アルバム』の隠れた看板曲だと思っています。

Amazonで試聴できます。

『愛なんていらねいよ』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。