個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/僕クエスト

投稿日:2017年9月3日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。

エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。

このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!

今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『僕クエスト』のレビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

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『僕クエスト』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名僕クエスト
演奏時間4:11
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

10thシングルの表題曲。もちろんインディーズ。

アニメ”遊☆戯☆王ZEXAL”のエンディングテーマに抜擢されました。

『僕クエスト』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデン・アルバム3

『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の3曲目収録です。

※『僕クエスト』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『僕クエスト』という曲名からわかる通り、RPGを題材に扱った1曲。

RPGに人生を重ねた内容になっています。私が知らないだけかな、ありそうでなかった視点だと感じました。

曲中の主人公は中学生~高校生くらいですかね。「テスト」に対する疑問が歌われていますので。こんなの正解できて何になるんだって。

言い訳っぽい疑問ですが、確かに当時そう感じていたなということを思い出しますし、社会人になった今でもそう思います 笑。テストができたところで人生のラスボスは倒せないよなって。

RPGと言えば”冒険”がメインテーマですが、”仲間との出会い”っていうのもそれと同じくらい重要なテイストで描かれますよね。今やRPGで”仲間との出会い”を演出しないものはないといっていいくらいでしょう。

ただ、本作『僕クエスト』は”仲間との出会い”について一切触れていません。まるで一人で冒険を続けていくようなテイストです。RPGを題材にしながら”仲間”という視点が無いのは、きっと無意識的にそうなってしまったんじゃないかなと思います。

“仲間”にまで言及してしまうと、”仲間といっしょに障害を乗り越えていこう”なんて着地点についてしまいそうですもんね。

本作『僕クエスト』が伝えたいのはそういう内容じゃないです。

まずは自らの足で一歩を踏み出さなきゃと、RPGにおける最初のステージと人生を重ねた曲、そう思います。

本作『僕クエスト』という楽曲、上述の通りRPGを題材にしていると思うんですけど、MVでやっているゲームはどうみても格ゲーです 笑。

『僕クエスト』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。