個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/夜汽車

投稿日:2017年9月5日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。

エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。

このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!

今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『夜汽車』のレビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

train

『夜汽車』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名夜汽車
演奏時間4:23
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

『夜汽車』という、普段使わない単語が曲名になっています。意味としては”夜行列車”と同義です。

なんとなくですが、『夜汽車』という言葉の方が”夜行列車”よりもサスペンスな香りを感じます。

『夜汽車』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデン・アルバム4

『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の4曲目収録です。

※『夜汽車』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

三拍子のスローテンポでレトロな雰囲気が漂う1曲、『夜汽車』。

まぁ、なんと言えばいいのでしょう…この『夜汽車』、私が知っている『ゴールデンボンバー』の中で、最も地味な曲という印象です。

いつものV系風バンドサウンドではなく、ピアノやストリングスを軸にして、ちょっと古臭く加工したサウンドになっています。これがレトロな雰囲気でいい味を出しているのはわかるのですが、インパクトという観点では物足りなく、結局のところ地味という印象に着地してしまいます。聴き心地としては、ポップソングというより、映画のサントラ辺りの方が近いかもしれません。

歌の内容も、『ゴールデンボンバー』にしては真面目ですね。いつもの気の利いた視点のおふざけがありません。これも『夜汽車』が地味な印象である一因でしょう。

…深読みのしすぎかもしれませんが、レトロな雰囲気の曲調で真面目な歌を『ゴールデンボンバー』が歌うというのが、彼らなりの一つのおふざけだったりするのかなと思ったりもします。”アルバムにこんな曲も入れちゃうよー”っていう感じで。

確かにV系風バンドサウンドの曲ばかりでアルバム1枚を聴かすというのは難しのかもしれません。しかし、それだとしてもこの『夜汽車』はちょっと地味過ぎかな。。。製作者には大変申し訳ないですが、アルバムを聴いていて飛ばしちゃうことの多い1曲です。

Amazonで試聴できます。

『夜汽車』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/サバイバル

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューから20年以上経つベテランバンドですが、長寿バンドに付きものの”メンバー間の確執”と …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/Twelve

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンドで知的で過激。当時の10代リスナーはある種の選民思想を抱きながら『PIERROT』の …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/True colors

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/球根

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! シングルのリリースはあったものの、2018年7月現在、未だに復活後のオリジナルアルバムが発表されていません(*)。過去の名盤た …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/真実と幻想と

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。