個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/IN FUTURE

投稿日:2018年6月5日 更新日:

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。

再始動前の2009年、『LUNA SEA』のリードギターを担当するSUGIZOがHIDEの後継として『X JAPAN』に加入したことも大きな話題になりました。ヴィジュアル系の歴史を作った2大バンド両方に席を持つって、冷静に考えるとすごいことです。

今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『IN FUTURE』のレビューです。

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

match

『IN FUTURE』の全体概要

基本情報

アーティストLUNA SEA
曲名IN FUTURE
演奏時間4:16
作詞LUNA SEA
作曲LUNA SEA
編曲LUNA SEA

『IN FUTURE』収録アルバム

アルバム名トラック#
MOTHER7
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 3)1

オリジナルアルバム『MOTHER』の7曲目に収録。

ベストアルバム『LUNA SEA COMPLETE BEST』にも収録されていますが、Disc 3はASIA LIMITED EDITION限定です。

※『IN FUTURE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

高速ナンバーの『IN FUTURE』。心音で始まるオープニングが印象的。

高速ナンバーは『LUNA SEA』の得意分野で、インディーズ時代から存在しています。そのため、『IN FUTURE』が高速ナンバーであることは特筆すべき点というわけではありません。

『IN FUTURE』のポイントはやはり“洗練”ではないでしょうか。

インディーズ時代の乱暴さが際立つ高速ナンバーではなく、より大人な、洗練された高速ナンバー。アルバム『MOTHER』収録の『ROSIER』等にも言えますが、この段階まで来ることで辿り着いた新境地ですね。

本作『IN FUTURE』、イントロや間奏のバンド演奏が『オペラ座の怪人』に似ていますよね。

『オペラ座の怪人』といえば半音ずつ上がったり下がったりするオルガンの演奏が最も印象的な部分なんですが、本作『IN FUTURE』でも同じく半音ずつ上がったり下がったりする演奏があります。『オペラ座の怪人』の例のフレーズが印象的過ぎて、『IN FUTURE』を聴くとどうしてもちらついてしまいます。

ただ、パクリってほど真似ているわけでは無いんですよね。

むしろ、この半音上下運動こそ『IN FUTURE』の大切な個性だと思っています。なかなかクセになるフレーズで、たまに無性に『IN FUTURE』が聴きたくなるのはこの半音上下運動のせいでしょう 笑。

Amazonで試聴できます。

『IN FUTURE』収録アルバムレビューリンク

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/LEVEL DEVIL

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューから20年以上経つベテランバンドですが、長寿バンドに付きものの”メンバー間の確執”と …

【個別楽曲レビュー】チャットモンチー/サラバ青春

キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』! 気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言 …

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/女々しくて

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。 エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。 このまま『 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/Savile Row 〜サヴィル ロウ 3番地〜

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューから20年以上経つベテランバンドですが、長寿バンドに付きものの”メンバー間の確執”と …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/PHANTOM OF GUILT

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。