個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】PEDRO/GALILEO

投稿日:2018年12月28日 更新日:

“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。

アイドルのソロとしては珍しくバンド形式になっており、アユニ・D本人がベースの演奏をしているのも特徴ですね(とうとう楽器を持ってしまった!)。

今回は、『PEDRO』のミニアルバム『zoozoosea』の2曲目、『GALILEO』の個別楽曲レビューです。

※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO

telescope

『GALILEO』の全体概要

基本情報

アーティストPEDRO
曲名GALILEO
演奏時間3:14
作詞松隈ケンタ & アユニ・D
作曲松隈ケンタ
編曲SCRAMBLES

作詞は松隈ケンタとアユニ・Dの共作。アルバム『zoozoosea』において作詞が共作となっているのは本作『GALILEO』のみで、他は全てアユニ・D単独での作詞となっています。

『GALILEO』収録アルバム

アルバム名トラック#
zoozoosea2

ミニアルバム『zoozoosea』の2曲目に収録。

※『GALILEO』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

ハイスピードロックナンバーの本作『GALILEO』。

曲調という点に関して言うと、特に目新しい部分は無いというのが正直なところ。”アイドルのソロプロジェクト”、”アイドルがベースを弾いている”という点を考慮すれば確かに意外性はあるのですが、これは同アルバム1曲目の『ゴミ屑ロンリネス』で提示済みの部分。

そういう意味では、1曲目の『ゴミ屑ロンリネス』で提示したロックな路線がこのバンドの方向性であったことを2曲目の本作『GALILEO』でリスナーに確証させる、という役割はあるのでしょう。

一方、本作『GALILEO』の個性は歌詞にあると思います。ナンセンスなフレーズながら、メロディーとの相性が抜群で無駄にかっこいいです。

特に私のお気に入りは1番Bメロ出だしの「ガリレオの苗字は…」というフレーズ。

当たり前すぎて何の意味もないフレーズなんですけど、メロディーとの相性が抜群な言葉な上、アユニ・Dのロックな歌い方も相まってすごくかっこよく響きます。今のところ、私が本作『GALILEO』選んでを聴くときは、このフレーズが聴きたいという動機が9割です 笑。

本作『GALILEO』の歌詞は松隈ケンタとアユニ・Dの共作のようなので、このキラー(?)フレーズがどちらのアイディアなのか、個人的には気になります。

Amazonで試聴できます。

『GALILEO』収録アルバムレビューリンク

※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/INNOCENCE

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春を …

【個別楽曲レビュー】黒夢/情熱の影―Silhouette―

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、 …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Subjective Late Show

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! このバンドを紹介する際、当たり前のように『THE YELLOW MONKEY』と打ち込んでいるわけですが、よく考えるとこの言葉 …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/Baby London Star

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二! 解散したわけではな …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/G.

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。