個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】相対性理論/チャイナアドバイス

投稿日:2018年1月24日 更新日:

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!

実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。

最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した現在、当時の勢いを感じられていないというのが正直なところ。もう一度我々をざわつかせてくれる日を待っています。

今回は、『シンクロニシティーン』の4曲目『チャイナアドバイス』のレビューです。

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

yokohama

『チャイナアドバイス』の全体概要

基本情報

アーティスト相対性理論
曲名チャイナアドバイス
演奏時間3:03
作詞真部脩一
作曲真部脩一
編曲?

『チャイナアドバイス』収録アルバム

アルバム名トラック#
シンクロニシティーン4

『シンクロニシティーン』の4曲目に収録されています。

※『チャイナアドバイス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

オリエンタルなメロディーとダジャレみたいな歌詞が印象的で、非常に『相対性理論』らしい1曲、『チャイナアドバイス』。

中国の”チャイナ“と、某事務所の社長の決め台詞のように”○○しちゃいな“という言い回しをかけた歌詞になっています。

「○○しちゃいな」と”忠告”しているから、『チャイナアドバイス』という曲名がついているのでしょう。

ただ、ダジャレみたいな、一見ふざけたような歌詞でありながら、実は”略奪愛”という、一本筋の通ったストーリーが隠れている(と思っている)のがけっこう好きです。

「○○しちゃいな」って言っている内容も、結局は“あいつと別れちゃえ”ってことと、“わたしと付き合っちゃえ”ってこととしか「アドバイス(?)」してないですからね 笑。

しかし、やくしまるえつこの声でこの内容の歌を歌われるのは反則です!本当にアドバイスに従ってしまいそうになります 笑。

あと、中国の”チャイナ”成分も、忘れてはいけない『チャイナアドバイス』の要素です。

ディレイの効いたオリエンタルなメロディーを織りなすギターフレーズが非常に“チャイナ”しています。このフレーズを聴くと、チャイナドレスを着た女性が扇子を持って舞っている姿が目に浮かぶほど。

『相対性理論』らしい脱力感も、ちょうど良い感じで”チャイナ”な雰囲気に色をつけています。

本作『チャイナアドバイス』、歌詞もアレンジも『相対性理論』の魅力が発揮された名曲だと思っています!

個人的には、『シンクロニシティーン』の目玉楽曲として『チャイナアドバイス』に一票を入れたいですね。

Amazonで試聴できます。

『チャイナアドバイス』収録アルバムレビューリンク

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/BURN

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!! 復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていって …

【個別楽曲レビュー】黒夢/優しい悲劇

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/forbidden lover

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/煌めく

2017年にメジャーデビューを果たしたバンド、『ポルカドットスティングレイ』!! ボーカルが紅一点の4人組ロックバンドで、有名どころで言えば、あの『JUDY AND MARY』と同じメンバー構成ですね …

【個別楽曲レビュー】GLAY/Life 〜遠い空の下で〜

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春を …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。