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【個別楽曲レビュー】相対性理論/ミス・パラレルワールド

投稿日:2018年1月22日 更新日:

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!

実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。

最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した現在、当時の勢いを感じられていないというのが正直なところ。もう一度我々をざわつかせてくれる日を待っています。

今回は、『シンクロニシティーン』の2曲目『ミス・パラレルワールド』のレビューです。

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

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『ミス・パラレルワールド』の全体概要

基本情報

アーティスト相対性理論
曲名ミス・パラレルワールド
演奏時間3:47
作詞真部脩一 & ティカ・α
作曲やくしまるえつこ & 永井聖一 & 真部脩一 & 西浦謙助
編曲?

作詞にクレジットされている”ティカ・α”とはやくしまるえつこの別名義。

作曲は『相対性理論』の初期メンバー全員が関わっているという格好。

『ミス・パラレルワールド』収録アルバム

アルバム名トラック#
シンクロニシティーン2

『シンクロニシティーン』の2曲目に収録されています。

※『ミス・パラレルワールド』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『相対性理論』に『シフォン主義』というアルバムがありまして。そのアルバムに『LOVEずっきゅん』という楽曲が収録されています。こちらは『LOVEずっきゅん』のMVです。

このMVの中で、画面上部に”世界のきょうの天気”が表示されます。東京 晴れ、ウェストメルボルン くもり…など。

“世界のきょうの天気”に出てくる都市、けっこうマイナーなものが多く、何の脈絡もないのですが、各都市の頭文字を繋げると…

本作『ミス・パラレルワールド』のサビのフレーズになります!

…だから何だって話ではありますが 笑。

MVを見ると、『LOVEずっきゅん』と『ミス・パラレルワールド』に関連がありそうなのですが、個人的には、『LOVEずっきゅん』よりも『ハイファイ新書』収録の『四角革命』の方が本作『ミス・パラレルワールド』に近いものを感じます。

「ひみつの組織」だとか「遠い未来」だとか、SFチックなワードのせいでしょうかね。

本作『ミス・パラレルワールド』、『相対性理論』らしい楽曲なのですが、サビの「パラレル」連呼はちょっと狙い過ぎているような気がして、ハマりきれなかったってのが正直な感想です。天然のフリしたあざとい女のような、そんな臭いを感じ取ります。

…確かに記憶には残るんですけどね 笑。

『相対性理論』にはもう一捻りを期待したいです。

Amazonで試聴できます。

『ミス・パラレルワールド』収録アルバムレビューリンク

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。