個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/CELEBRATION

投稿日:2018年5月9日 更新日:

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。

YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。

2007年の再結成とその後の世界進出で、解散前よりもパワーアップした『X JAPAN』にまだまだ目を離せませんね!

今回は、『X JAPAN』の楽曲、『CELEBRATION』のレビューです。

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

desktop

『CELEBRATION』の全体概要

基本情報

アーティストX JAPAN
曲名CELEBRATION
演奏時間4:49
作詞HIDE
作曲HIDE
編曲X

ギターのHIDEが作詞作曲を担当。

『CELEBRATION』収録アルバム

アルバム名トラック#
BLUE BLOOD10
B.O.X 〜Best of X〜 (Disc 1 Best of X)5
STAR BOX6

メジャー1stオリジナルアルバム『BLUE BLOOD』の10曲目に収録。

※『CELEBRATION』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

HIDE作詞作曲の楽曲『CELEBRATION』。

『X JAPAN』はYOSHIKIがメインのコンポーザーですので、アルバムにHIDE作詞作曲の楽曲があると一味違う聴き心地になりますよね。

本作『CELEBRATION』はアルバム『BLUE BLOOD』収録ですが、『CELEBRATION』があることで『BLUE BLOOD』の完成度がより高まっていることは間違いありません!

やっぱりHIDEの作る曲はやんちゃなポップさがありますよね。

YOSHIKIの作る”暴力的な曲”と上手く共存できているのは、HIDEのやんちゃセンスが絶妙だからだと思うんです。

ポップなだけの楽曲では、YOSHIKIの作る暴力的、攻撃的、耽美的な楽曲群の中で確実に浮いてしまうでしょうから。

最後に、ちょっと個人的な話。

私が本作『CELEBRATION』と出会ったのは中学生の時だったのですが、当時、歌詞の中に出てくる「9 to 5」という言葉の意味が分かりませんでした。”ナイントゥファイブ?トランプか何かに関する用語かな?”ってな感じで。

この「9 to 5」、”9時から5時”という意味で、つまり、”勤務時間”を指す言葉なんですね。大人になってから知りました。

『CELEBRATION』という楽曲の中では、この「9 to 5」に対して「マネキンども」と言葉を添え、皮肉を込めて使っています。

…そして時は流れ、中学生だった私はいま、「9 to 5」に縛られた「マネキン」の一体になっています…。月曜の朝に怯え、目覚まし時計の音に恐怖するマネキン…。

『BLUE BLOOD』を聴いて人間に戻らなきゃ…。

Amazonで試聴できます。

『CELEBRATION』収録アルバムレビューリンク

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】PIERROT/パウダースノウ

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 このバンドが活躍していた90年代後半から00年代前半頃はまだ”中二病”という言 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/君が見つめた海

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/バラ色の日々

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!! 復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていって …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/自■の理由

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと …

【個別楽曲レビュー】ZONE/believe in love

“バンド”でも”アイドル”でもない“バンドル”という新しいジャンルで活動を始めた4人組グループ『ZONE』。 途中で本当に楽器を …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。