個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】黒夢/Happy Birthday

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ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。

1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、活動が再開され現在に至ります。

ちなみに、1994年は『黒夢』の他に『GLAY』や『L’Arc〜en〜Ciel』がメジャーデビューを果たした年でもあります。

今回は、『黒夢』の楽曲、『Happy Birthday』のレビューです。

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

『Happy Birthday』の全体概要

基本情報

アーティスト黒夢
曲名Happy Birthday
演奏時間4:21
作詞清春
作曲清春
編曲黒夢 & 佐久間正英

『Happy Birthday』収録アルバム

アルバム名トラック#
feminism13

アルバム『feminism』の13曲目に収録。

※『Happy Birthday』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

実に『黒夢』らしくない1曲。

もう、この曲名からしてそうですよね。『Happy Birthday』だなんて、そんな世俗的なフレーズを『黒夢』様が使うなんて…。

…いやいや、こんな世俗的な曲名をつけておきながら、ふたを開けてみると、実はひどく憂鬱でヘビーな楽曲だったりするんですよね?

曲名で”なにこれ?”と思わせておいて、”実はヤバいやつでした!”っていう、ギャップ狙いのやつなんですよね?

ええ、わかってますよ。

…。

普通にハッピーバースデーしとるやないかい!

いやいや、この心変わり、どうしてしまったんですか…。楽しそうに「REILA」とかいう人の誕生日を祝ってはるやないですか…。ほんの1曲前まで怒りに任せ「カマキリを潰せー!」って言うてたやないですか…。

こんな楽しそうにしてたら、「紋白蝶」はんも浮かばれまへんで…。

…。

茶番はこんなところにしておきますか 笑。

本作『Happy Birthday』、非常にポップな仕上がりの楽曲になっています。特に、この楽曲の跳ねるようなリズムから伝わる“ウキウキ感”は、他の『黒夢』の作品では味わえない独特の聴き心地がします。

アルバム『feminism』の曲順は本作『Happy Birthday』の前に『カマキリ』という超絶ハードな楽曲が配置されていることもあり、『Happy Birthday』という作品の持つポップさがより際立つ流れになっております。

ホント、『カマキリ』→『Happy Birthday』の流れには、別人のような変化っぷりを聴くことができますよ 笑。

Amazonで試聴できます。

『Happy Birthday』収録アルバムレビューリンク

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。