個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/ENDLESS RAIN

投稿日:2018年1月10日 更新日:

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。

YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。

2007年の再結成は衝撃的な出来事でしたが、それから10年以上経つものの、オリジナルアルバムが1枚もリリースされないのがもどかしくもあり、『X JAPAN』らしくもある、そんな気持ちです 笑。

今回は、『X JAPAN』の楽曲、『ENDLESS RAIN』のレビューです。

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

water

『ENDLESS RAIN』の全体概要

基本情報

アーティストX JAPAN
曲名ENDLESS RAIN
演奏時間6:37
作詞YOSHIKI
作曲YOSHIKI
編曲X

メジャーデビュー後の2ndシングル。

『ENDLESS RAIN』収録アルバム

アルバム名トラック#
BLUE BLOOD6
X SINGLES3
B.O.X 〜Best of X〜 (Disc 1 Best of X)6
BALLAD COLLECTION3
STAR BOX4
X JAPAN BEST 〜FAN’S SELECTION〜 (Disc-1)3
THE WORLD 〜X JAPAN 初の全世界ベスト〜 (DISC 1)4

メジャー1stオリジナルアルバム『BLUE BLOOD』の6曲目に収録。

その後、数多くのベストアルバムに収録されました。

※『ENDLESS RAIN』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『X JAPAN』の数あるバラードの一つ、『ENDLESS RAIN』。

メジャー1stオリジナルアルバム『BLUE BLOOD』収録の2ndシングルですので、『X JAPAN』の歴史の中では初期作品に当たるバラードです。

ベストアルバム『X JAPAN BEST 〜FAN’S SELECTION〜』の収録曲を決めるファン投票では、『紅』、『Silent Jealousy』に次ぎ、本作『ENDLESS RAIN』は第3位でした。

『X JAPAN』のバラードといえば『Forever Love』がお茶の間での知名度は高そうですが、ファンの中では『ENDLESS RAIN』の方が『X JAPAN』のバラードとしての地位を築いているようです。

ピアノとドラムをメインに、ボーカルのメロディーが映える、『X JAPAN』らしいバラードですね。後期のバラード作品になるほどストリングスが存在感を増してきますが、このころはまだストリングスの音は控えめな印象です。

一方、『ENDLESS RAIN』を楽曲として盛り上げているのは、ベースの役割が大きいように思います。楽曲の要所要所でベースのフレーズが前に出てきていて、『ENDLESS RAIN』というバラードの中に力強さと優しさを感じられます。今は亡きTAIJIの素晴らしい功績です。

Amazonで試聴できます。

『ENDLESS RAIN』収録アルバムレビューリンク

※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN

-個別楽曲レビュー
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/水のない晴れた海へ

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/switch

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。 2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/猟奇的なキスを私にして

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/鬼と桜

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンドで知的で過激。当時の10代リスナーはある種の選民思想を抱きながら『PIERROT』の …

【個別楽曲レビュー】黒夢/NITE & DAY

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。