個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/SEPTEMBER RAIN

投稿日:2018年12月21日 更新日:

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!!

UKロック風のバンドサウンドアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二!

元々3人組のバンドでしたが、ギターが抜けて今は男女の二人組。女性一人+男性二人のバンドやユニットって、なぜか男性が一人抜けるケースが多いですよね(例えばドリカムとかELTとか)。J-POP界におけるあるあるの一つだと思います 笑。

今回は、『the brilliant green』の2ndアルバム『TERRA2001』の6曲目、『SEPTEMBER RAIN』の個別楽曲レビューです。

※『the brilliant green』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/the brilliant green

couple

『SEPTEMBER RAIN』の全体概要

基本情報

アーティストthe brilliant green
曲名SEPTEMBER RAIN
演奏時間4:24
作詞川瀬智子
作曲松井亮
編曲the brilliant green

『SEPTEMBER RAIN』収録アルバム

アルバム名トラック#
TERRA20016

2ndアルバム『TERRA2001』の6曲目に収録されています。

※『SEPTEMBER RAIN』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム曲として少数収録される松井亮作曲の作品の一つ『SEPTEMBER RAIN』。

アルバム『TERRA2001』における松井亮作曲の作品は本作『SEPTEMBER RAIN』に加え、#8 『Round and Round』の計2曲が収録されています。

個人的には『SEPTEMBER RAIN』も『Round and Round』もけっこう好きですし、前作『the brilliant green』においても、『I’m In Heaven』や『Baby London Star』はかなりお気に入りな作品でしたので、この人の作る曲はけっこうツボなのかもしれません。

本作『SEPTEMBER RAIN』はちょっと気だるい感じのギターリフが印象的です。

夏の夕立ほど激しくはないけど、冬に降る冷たい雨ほど無機質に凍り付くような感じでもない、そんな”気だるい雨模様”をイメージして『SEPTEMBER RAIN(9月の雨)』と名付けられているのかもしれませんね。

…ただ、ここ最近の日本の9月は十分夏の部類です 笑。少なくとも体感上は。

アラサーの私の中では確かに”9月≠夏”であり、四季で言えば9月は秋に分類されますので、『SEPTEMBER RAIN』で夏の夕立のような雨を想像することはしません。しかし、最近の日本のような”暑い9月”しか知らない子たちがこの曲名を見ると、また違ったイメージを持つかもしれませんし、10年後の私がこの曲名を見たときに、また違う印象を抱くかもしれません。

気候の変化は生態系への影響もありますが、微細な心情を描く芸術の世界にも影響を与えていくことは必至なのかな…なんて『SEPTEMBER RAIN』を聴きながら思った次第です。

Amazonで試聴できます。

『SEPTEMBER RAIN』収録アルバムレビューリンク

※『the brilliant green』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/the brilliant green

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/淡い心だって言ってたよ

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。 テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/Over Drive

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】GLAY/FATSOUNDS

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューから20年以上経つベテランバンドですが、長寿バンドに付きものの”メンバー間の確執”と …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/鬼と桜

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンドで知的で過激。当時の10代リスナーはある種の選民思想を抱きながら『PIERROT』の …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/自■の理由

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
S