個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】B’z/愛しい人よGood Night…

投稿日:2019年6月29日 更新日:

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。

『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。

シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!

CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。

今回は、『B’z』の個別楽曲、『愛しい人よGood Night…』のレビューです。

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

bed

『愛しい人よGood Night…』の全体概要

基本情報

アーティストB’z
曲名愛しい人よGood Night…
演奏時間6:15
作詞稲葉浩志
作曲松本孝弘
編曲松本孝弘 & 明石昌夫

7thシングルのA面曲。

『愛しい人よGood Night…』収録アルバム

アルバム名トラック#
RISKY5
B’z The Best “Treasure”6
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC1)7

オリジナルアルバム『RISKY』の5曲目に収録。

※『愛しい人よGood Night…』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

7thシングルである本作『愛しい人よGood Night…』。実はこの楽曲が『B’z』のシングルにおける初のバラード作品にあたります。

『ALONE』や『今夜月の見える丘に』など、バラードにも複数の名曲を持つ『B’z』ですが、本作『愛しい人よGood Night…』はそれらの原点の一つと言えるわけですね。

ただ、他の派手なシングル作品と比べると、本作『愛しい人よGood Night…』は地味な印象というのが正直な感想です。

アルバム『RISKY』の先行シングルという事情もあるかもしれませんが、売上的にも直近の『Easy Come, Easy Go!』や『太陽のKomachi Angel』に比べると見劣りする数字に落ち着いています。

そして極めつけはバラードベストの『The Ballads 〜Love & B’z〜』に未収録という事実でしょう。

アルバム曲やカップリング曲からも選曲があったこのバラードベストですが、シングルA面の本作『愛しい人よGood Night…』は残念ながら未収録。『B’z』サイドとしても、この楽曲に対しては少々当たりが冷たいようです 笑。

しかしながら、本作『愛しい人よGood Night…』が『B’z』のバラード作品における原点の一つであることには間違いありません。そういった『B’z』の歴史を踏まえると、”この曲は地味だから…”なんて言って飛ばしてしまうには少々もったいない感じがします。

『ALONE』や『今夜月の見える丘に』等の有名なヒット作も良いですが、たまにはこの子のことも思い出してあげてみてくださいね。

『愛しい人よGood Night…』収録アルバムレビューリンク

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/カナリヤ

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね! これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すこと …

【個別楽曲レビュー】Janne Da Arc/Junky Walker

2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。 キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生 …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/ラッキープール

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/ベニクラゲ

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドで …

【個別楽曲レビュー】GLAY/出逢ってしまった2人

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。