ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。
今回は、『B’z』の個別楽曲、『愛しい人よGood Night…』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
目次
『愛しい人よGood Night…』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | 愛しい人よGood Night… |
演奏時間 | 6:15 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
7thシングルのA面曲。
『愛しい人よGood Night…』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
RISKY | 5 |
B’z The Best “Treasure” | 6 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC1) | 7 |
オリジナルアルバム『RISKY』の5曲目に収録。
※『愛しい人よGood Night…』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
7thシングルである本作『愛しい人よGood Night…』。実はこの楽曲が『B’z』のシングルにおける初のバラード作品にあたります。
『ALONE』や『今夜月の見える丘に』など、バラードにも複数の名曲を持つ『B’z』ですが、本作『愛しい人よGood Night…』はそれらの原点の一つと言えるわけですね。
ただ、他の派手なシングル作品と比べると、本作『愛しい人よGood Night…』は地味な印象というのが正直な感想です。
アルバム『RISKY』の先行シングルという事情もあるかもしれませんが、売上的にも直近の『Easy Come, Easy Go!』や『太陽のKomachi Angel』に比べると見劣りする数字に落ち着いています。
そして極めつけはバラードベストの『The Ballads 〜Love & B’z〜』に未収録という事実でしょう。
アルバム曲やカップリング曲からも選曲があったこのバラードベストですが、シングルA面の本作『愛しい人よGood Night…』は残念ながら未収録。『B’z』サイドとしても、この楽曲に対しては少々当たりが冷たいようです 笑。
しかしながら、本作『愛しい人よGood Night…』が『B’z』のバラード作品における原点の一つであることには間違いありません。そういった『B’z』の歴史を踏まえると、”この曲は地味だから…”なんて言って飛ばしてしまうには少々もったいない感じがします。
『ALONE』や『今夜月の見える丘に』等の有名なヒット作も良いですが、たまにはこの子のことも思い出してあげてみてくださいね。
『愛しい人よGood Night…』収録アルバムレビューリンク
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