J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。
2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが、とどまることなくコンスタントに活動を続けるユニットというのは、今や希少な存在ではないでしょうか。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Just be you』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『Just be you』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Just be you |
演奏時間 | 4:14 |
作詞 | Every Little Thing |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | Every Little Thing & 石塚知生 |
編曲の石塚知生はジャニーズの楽曲に数多く携わっている方です。
『Just be you』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
eternity | 4 |
3rdアルバム『eternity』の4曲目に収録。
※『Just be you』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
その…なんというか、非常に地味な印象なのです。本作『Just be you』。
いわゆるシンセサウンドの楽曲ですし、スローテンポな作りというわけでもので、決して耳に届く音色が地味というわけではありません。
ただ、曲名を見ただけでは”どんなサビだったか?”とか、”どんな歌い出しだったか?”とか、そういったことがすぐに思い出せない…そんなタイプの楽曲です。
本作『Just be you』の地味な印象はアルバムにおける曲順のせいなのかなと思ったりもします。
この楽曲はアルバム『eternity』の4曲目に収録されているのですが、その前の#3 『switch』や、さらにその前の#2 『Reason』と聴き心地が似ているんですよね。。。
さすがに#1 『Pray』はCMタイアップも付いたシングル楽曲ですし、「To The Sky~」というキャッチーなサビで始まるので区別がつきますが、そのあとの#2 『Reason』から#4の本作『Just be you』の3曲が、やたらと似た聴き心地なのです。
一応、#2 『Reason』は#1 『Pray』との落差を感じられる分、”地味”というより”控えめ”という程度の印象で収まっていますし、#3 『switch』は比較的エレキギターサウンドが前面に出ているという点で個性が見い出せているので、この辺まではなんとか識別可能な範囲です。
しかし、これらに続いてさらに似たような楽曲が#4として流れてくるとなると…もはや印象に残らない…のです…。決して嫌いな曲ではないんですけどね。
…こうして個別楽曲単位で見てしまうと、どうしても本作『Just be you』は申し訳ない表現になってしまいます。
しかし、アルバム単位で見れば、”流れを邪魔することなく音楽をつなぐ存在”とも言えますよね。アルバム『eternity』をBGM的に流すとするならば、こういった地味な楽曲も悪くない潤滑油になるのではないでしょうか(強引な締め方)。
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『Just be you』収録アルバムレビューリンク
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