2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。
キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生み出したバンドです。
なお、ボーカルのyasuはソロプロジェクト『Acid Black Cherry』にて現在も活躍中。
今回は、アルバム『D・N・A』の3曲目、『ファントム』のレビューです。
※『Janne Da Arc』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Janne Da Arc
『ファントム』の全体概要
基本情報
アーティスト | Janne Da Arc |
曲名 | ファントム |
演奏時間 | 3:57 |
作詞 | yasu |
作曲 | kiyo & yasu |
編曲 | kiyo & Janne Da Arc & 明石昌夫 & 秦野猛行 |
『ファントム』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
D・N・A | 3 |
オリジナルアルバム『D・N・A』の3曲目に収録。
※『ファントム』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ギターとキーボードが絡み合うジャンヌサウンドに乗って届けられる本作『ファントム』。
しかしながら、歌詞のテーマはなんと心霊現象。
ホラー方面のテーマであれば、例えば洋ホラーテイストなら激しいロックとの親和性は高そうなのですが、本作『ファントム』で歌われているのはまさかの純和風ホラー。
「金縛り」や「枕元」といった、稲川淳二の怪談に出てきそうなワードが登場します。
“それってド派手なジャンヌサウンドとの相性はどうなの?”と思わずにはいられないテーマですが、新しいと言えば新しい作風だと思います。
本作『ファントム』、登場人物が3人いると思われます。ただ、音楽に乗せて耳で聴いていると誰が何をしたのかがイマイチよくわかりません(少なくとも私はそうでした)。
とりあえず、歌詞中の言葉で関係性を以下のようにまとめてみました。
- 「僕」:現在「彼女」と付き合っている。「君」が「枕元」に立つ。
- 「君」:「僕」の「枕元」に立つ。「彼女」に憑く。
- 「彼女」:現在「僕」と付き合っている。「君」に憑かれる。
上記3人以外にも「少女」という人物も出てきます。おそらくですが、「少女」は「君」と同一人物を指していると思われます。
誰が何をしたのかわからなくなる原因は、どの言葉が誰を指しているかが曖昧になりがちなところですかね。
特に、「君」、「彼女」、「少女」という言葉。これらが別の人のことを言っているのか、同一人物のことを言っているのか、見分けるのがちょっと難しい気がします。
特に、2番Bメロ(「そこで泣いている…」のひとくだり)は未だに意味が分かっていません 笑。
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『ファントム』収録アルバムレビューリンク
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