日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『the Fourth Avenue Cafe』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

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『the Fourth Avenue Cafe』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | the Fourth Avenue Café |
演奏時間 | 5:03 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Takeyuki Hatano |
諸事情により当初のリリース予定から約10年経って発売された29thシングル。
曲名の表記は正しくは”Café”。eにアキュート・アクセントが付いています。ただし、以降は簡単のために”Cafe”と表記します。
例の諸事情ですぐに差し替えられてしまいましたが、アニメ”るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-“のエンディングテーマにも採用されていました。
『the Fourth Avenue Cafe』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
True | 6 |
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1994-1998 | 10 |
WORLD’S BEST SELECTION | 8 |
オリジナルアルバム『True』の6曲目に収録。
※『the Fourth Avenue Cafe』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
旧ドラマーsakuraの不祥事により、アルバム『True』からのシングルカット予定が白紙になってしまった歴史を持つ楽曲、『the Fourth Avenue Cafe』。
しかしながら、約10年の歳月を経て29thシングルとして2006年にリリースされました。こんな紆余曲折の果てに世に出たシングルがあったでしょうか…!
バックグラウンドがとても個性的な楽曲です。
ところで本作の曲名中に出てくる”Avenue”という単語、日本語で言う”大通り”という意味になります。似た単語に”Street”というものがありますが、この”Avenue”と”Street”の使い分けは街や地域によって異なるようです。
かつて私はアメリカのとある都市にいったことがあるのですが、その街では”Street”に対して垂直に交わる道を”Avenue”と呼んでいました。京都で例えるなら、烏丸通りが”Street”、四条通りが”Avenue”、というような感じです。
それが『the Fourth Avenue Cafe』という楽曲と何の関係があるのかと問われると、特に何の関係もありませんというのが答えになります。。。
ただ、”Avenue”という日本では馴染みのない言葉について、少し個人的な興味があっただけです。
楽曲の方は曲名通り“とあるカフェ”を舞台としています。
幻想的で捉えどころのないイメージのあった初期ラルクですが、“カフェ”という俗世的な場所を舞台に選んでいるところに、当時のラルクが試みていた方向転換が伺えます。
ただし、楽曲のクオリティ自体は相当高いです!
類まれなる運命に翻弄された楽曲『the Fourth Avenue Cafe』。どうぞその耳で正体を確かめてみてください。
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『the Fourth Avenue Cafe』収録アルバムレビューリンク
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