個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/Last love song

投稿日:2017年8月26日 更新日:

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。

女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。

丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。世間的には地味なイメージを持たれてそうですが、楽曲はとても味わい深くて、飽きずに長くお付き合いできますよ。

今回は、アルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の6曲目、『Last love song』のレビューです。

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

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『Last love song』の全体概要

基本情報

アーティストGARNET CROW
曲名Last love song
演奏時間3:27
作詞AZUKI七
作曲中村由利
編曲古井弘人

7thシングル。

『Last love song』収録アルバム

アルバム名トラック#
SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜6
Best (Disc 1)10
THE BEST History of GARNET CROW at the crest… (Disc 1)7
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜 (Disc 1)7
GARNET CROW REQUEST BEST (DISC 2)16

オリジナルアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の6曲目に収録。

他にも様々なベストアルバムに収録されています。

※『Last love song』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

“ソファー”をキーワードに物語を描いた1曲、『Last love song』。

同棲の始まりを歌った楽曲でしょうかね。海外から取り寄せた「シングルのソファー」が同棲用の部屋にたどり着いたというシーンを歌った曲のように思えます。

このソファーに二人で座りながら、祈りを捧げる…。私の読み取りが正しければ、なかなか新しい視点のラブソングではないでしょうか。

ソファーに焦点を当てて曲の物語を構成するという視点も『GARNET CROW』らしいのですが、後半に登場する“まだ見ぬ終わり”に対して思いを馳せるところもまた、『GARNET CROW』らしさを感じます。

“まだ見ぬ終わり”を思い、今感じている喜びを100%全力で味わいきれていない様子を表現しているように思います。

そこが本作『Last love song』の切ないポイントですかね。

『夢みたあとで』などに比べると地味な印象のある1曲ですが、『GARNET CROW』らしさが詰まったラブソングという意味では、一聴の価値ありです。

『Last love song』収録アルバムレビューリンク

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。