個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】PIERROT/SACRED

投稿日:2019年2月8日 更新日:

宗教的なカリスマ性中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。

アンダーグラウンド界のカリスマボーカル”キリト”と、奇天烈なサウンドで世界観にいろどりを添えるバンド隊の組み合わせはまさに唯一無二の存在。90年代後半から00年代前半にかけて数々の奇作を世に送り出し、潜在的中二病患者の爆発的発病に多大な貢献をしました。

今回は、『PIERROT』の楽曲、『SACRED』のレビューです。

※『PIERROT』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PIERROT

lunar-eclipse

『SACRED』の全体概要

基本情報

アーティストPIERROT
曲名SACRED
演奏時間5:40
作詞キリト
作曲キリト
編曲Pierrot & 成田忍

『SACRED』収録アルバム

アルバム名トラック#
FINALE8

メジャー1stアルバム『FINALE』の8曲目に収録。

※『SACRED』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

しとしとと降る雨のサウンドエフェクトで幕を開ける楽曲、『SACRED』。スローテンポで神秘的な雰囲気の作品です。

曲名に付けられた『SACRED』という単語、なかなか普段目にしない言葉ですよね。

日本語の意味は”神聖な”という形容詞だそうです。本作『SACRED』の歌詞中に「聖地」というワードが出てきますので、この言葉から連想された単語が曲名に採用されているといったところでしょうか。

さて、本作『SACRED』、なんというか、私の中で非常に印象の薄い楽曲です。『PIERROT』の楽曲は一通り聴いたことがありますが、その中でもおそらく一位、二位を争うほどの印象の薄さ。

スローテンポという本作『SACRED』の性質もあるのですが、良くも悪くもひっかかる部分がないんですよね。。。きつい中二病フレーズが炸裂する歌詞もないですし、曲調も至って普通。

例えば、インディーズアルバム『パンドラの匣』収録の『利己的な遺伝子』なんかはリピートして聴きたい好みの楽曲というわけではないのですが、不気味な曲調(と曲名)がとても印象的だったりします。

本作『SACRED』には、そういう印象に残るような部分が無いんですよね。ただ流れるように曲が過ぎ去っていく…そんな感じ。

決して嫌いな曲というわけではないんです。アルバム『FINALE』を通して聴いていて、『SACRED』を飛ばしたくなるほど気怠い楽曲でもないですし。

ただ、わざわざこの曲をサーチしてまで聴きたくなることも無いかな…という、そんなポジションの楽曲です。

『SACRED』収録アルバムレビューリンク

※『PIERROT』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PIERROT

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】相対性理論/地獄先生

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 メンバーの中ではボーカルの「やくしまるえつこ」がソロでも曲を出し …

【個別楽曲レビュー】hide/FLAME

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …

【個別楽曲レビュー】Janne Da Arc/EDEN 〜君がいない〜

2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。 キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生 …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/パラレルスペック

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 以降、あまり良くないイ …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/半泣き黒猫団のテーマ

2017年にメジャーデビューを果たしたバンド、『ポルカドットスティングレイ』!! ボーカルが紅一点の4人組ロックバンドで、有名どころで言えば、あの『JUDY AND MARY』と同じメンバー構成ですね …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。