個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/DIVE TO BLUE

投稿日:2017年6月14日 更新日:

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!

かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。

今回は『DIVE TO BLUE』の個別楽曲レビューです。

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

fish

『DIVE TO BLUE』の全体概要

基本情報

アーティストL’Arc〜en〜Ciel
曲名DIVE TO BLUE
演奏時間5:31
作詞hyde
作曲tetsu
編曲L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

9thシングル。

『DIVE TO BLUE』収録アルバム

アルバム名トラック#
ark5
Clicked Singles Best 136
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1998-20001
QUADRINITY 〜MEMBER’S BEST SELECTIONS〜 (Disc 2 tetsuya best)4

オリジナルアルバム『ark』の5曲目に収録。

『QUADRINITY 〜MEMBER’S BEST SELECTIONS〜』にはtetsu(現tetsuya)作曲の代表曲として収録されています。

※『DIVE TO BLUE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『DIVE TO BLUE』という曲名から、”海へ飛び込む”様子を連想しがちですが、本作の”BLUE”が意味するものは”空”です。

なので、“DIVE”する先は”空”になります。

『L’Arc〜en〜Ciel』は”空へ落下する”という意味の表現をかなり多用しています(特に初期)。

ラルクの空に落ちる系ソングとしてパッと思い当たるのは、1stアルバム『Tierra』収録の『In the Air』だったり、『White Feathers』あたりですかね。どちらもアルバムの曲としては人気のある曲です。

本作『DIVE TO BLUE』も空に落ちる系ソングの一つですが、『In the Air』や『White Feathers』に比べて曲調も歌詞もかなりポップで前向きな仕上がりになっています。

それでいて、『DIVE TO BLUE』はこれまでのラルクが得意としていた”空に落ちる”という幻想的な雰囲気がみごとに共存しています!イントロのディレイの効いたギターとか、いい感じで浮遊感だしていますもんね。

また、歌詞の方はちょくちょくノスタルジックなフレーズが出てきます。”空に落ちる”幻想的浮遊感と、歌詞の醸し出すノスタルジックな切なさが非常にマッチして、日本人の大好きな“切なくてかっこいい”がふんだんに詰まっています

ええ、そりゃ売れますわ。

Amazonで試聴できます。

『DIVE TO BLUE』収録アルバムレビューリンク

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

-個別楽曲レビュー
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/パトス

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。 エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。 このまま『 …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/ruins

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/mister popcorn

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。 テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/カナタヘ…

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンド界のカリスマボーカル”キリト”と、奇天烈なサウンドで世界観に …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。