ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。
今回は、『B’z』の個別楽曲、『Liar! Liar!』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『Liar! Liar!』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | Liar! Liar! |
演奏時間 | 3:23 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 稲葉浩志 & 徳永暁人 |
23rdシングルのA面曲。
『Liar! Liar!』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SURVIVE | 4 |
B’z The Best “Treasure” | 4 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC2) | 10 |
オリジナルアルバム『SURVIVE』の4曲目に収録。
※『Liar! Liar!』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ノリの良さが気持ちいい楽曲、『Liar! Liar!』。
BPMはそこまで速いわけではないのですが、要所要所で縦を合わせるリズムと、粒の細かい楽器の音が気持ちいいノリを生み出しています。
『Real Thing Shakes』や『FIREBALL』といった濃いバンドサウンドの流れを汲みつつも電子音が積極的に取り入れられているのが本作『Liar! Liar!』の特徴ですかね。
“生音ギター+打ち込み”というのはデビュー当時の『B’z』らしく、ある種”原点回帰”的な音の組み合わせですが、当時に比べるとやはり本作『Liar! Liar!』はバンドサウンドの比重が多めかなという感じがします。
そして本作『Liar! Liar!』はなんといっても言葉とメロディーの組み合わせが最高ですね。
曲名にもついている「liar」という言葉、「liar」と同じ韻を踏む日本語、それらを上手く散りばめたサビは一発で覚えてしまうほどキャッチーです。もちろん単なる韻を踏んだ言葉遊びに終わらず、「liar(嘘つき)」という意味通り、少々皮肉の混じった世界観も聴いていてスカッとする気持ちがします。
本作『Liar! Liar!』、サウンドと歌詞の両面でノリの良さを追求した珠玉の1曲だと思います。
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