2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。
キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生み出したバンドです。
なお、ボーカルのyasuはソロプロジェクト『Acid Black Cherry』にて現在も活躍中。
今回は、アルバム『D・N・A』の6曲目、『Stranger』のレビューです。
※『Janne Da Arc』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Janne Da Arc
『Stranger』の全体概要
基本情報
アーティスト | Janne Da Arc |
曲名 | Stranger |
演奏時間 | 4:43 |
作詞 | yasu |
作曲 | you & yasu |
編曲 | you & Janne Da Arc & 明石昌夫 & 秦野猛行 |
『Stranger』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
D・N・A | 6 |
オリジナルアルバム『D・N・A』の6曲目に収録。
※『Stranger』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
“Stranger”と言えば『Billy Joel』の名曲『The Stranger』がまず頭に浮かびます。
このライブ版がめちゃめちゃかっこいい!
『Billy Joel』の『The Stranger』と『Janne Da Arc』の『Stranger』、どちらも“個人の中に潜む見知らぬ存在”をテーマにしています。
曲名にもなっている”Stranger(見知らぬ人)”という言葉を、どちらも第三者ではなく個人の中に見出して架空の存在的に扱っているところが大きな共通点ですね。
一方、この2曲の曲調は当然ながら全くの別物。
作られた年代が違うということもありますし、そもそも音楽のジャンル自体が全然違います。
当記事のレビュー対象である『Janne Da Arc』の『Stranger』ですが、こちらはスピード感のあるスリリングなサウンドになっています。
特に、イントロからAメロにかけての疾走感は聴いていて気持ちいいです。
ただ、サビの雰囲気があまり”Stranger(見知らぬ人)”っぽくないのが個人的に気になるところ。
イントロやAメロのスリリングな雰囲気から変わり、ちょっと元気のいい感じがするサビなのですが、そのサビの聴き心地が『Stranger』という不穏な曲名とテーマに合っていないように感じてしまうのです…。
スリリングでかっこいいイントロやAメロの雰囲気のまま、楽曲全体を通してくれたほうが好みだな…なんて私は思ってしまいました。
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『Stranger』収録アルバムレビューリンク
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