個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/あしたのショー

投稿日:2018年3月30日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。

自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動を続ける姿は、まさにロックと言えるのではないでしょうか。純粋にかっこいいと思えます。

今回は、『あしたのショー』の個別楽曲レビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

boxer

『あしたのショー』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名あしたのショー
演奏時間4:57
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

『あしたのショー』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜7

『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』の7曲目に収録。

本作『あしたのショー』が『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』の最終トラックです(初回限定盤は次曲『女人气 -「女々しくて」広東風バージョン-』が最終トラック)。

※『あしたのショー』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『あしたのショー』という曲名が秀逸ですよね。もちろん、元ネタはボクシング漫画の金字塔、”あしたのジョー”でしょう。

漫画の”あしたのジョー”というタイトルは、主人公の”矢吹丈(やぶきじょう)”の名前が由来になっています。一方、本作『あしたのショー』は『ゴールデンボンバー』のリーダーでありメインソングライターである”鬼龍院翔(きりゅういんしょう)”から来ていると考えて、間違いないでしょう。

自らの名前を付けた楽曲を自ら作詞作曲し、自ら歌う…。非常に個人的な想いの詰まった楽曲なのであろうことが伝わってきますね 笑。

それから、これは的外れな考えかもしれませんが、鬼龍院翔の”翔”以外にも、”show”という意味も曲名に込められているのかな、なんて思います。『QUEEN』の『SHOW MUST GO ON』みたいに、”show”と”人生”をかけているような気がしたんですね。”明日もshowを演じていかなきゃね”という意味で、『あしたのショー』。

人生に対して”前向きな気持ち”と”後ろ向きな気持ち”の二つが入り混じったような楽曲ですので、”明日もshowを演じていかなきゃね”という感覚は割と遠からずな気がするのです。

そんなわけで、アルバム『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』の最終トラックである『あしたのショー』。アルバムのラストを飾るに相応しい1曲です。

Amazonで試聴できます。

『あしたのショー』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/散歩道

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/VERMILION HANDS

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! ギラギラした妖しい容姿、歌謡曲風の曲調、核心を突いた歌詞…そのどれもが絶妙なバランスの上に成り立つ唯一無二のバンドです。 一度 …

【個別楽曲レビュー】黒夢/くちづけ

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】ポケットビスケッツ/Interlude -青の住人-

テレビのバラエティー番組から生まれた音楽ユニット『ポケットビスケッツ』。 メンバーはウッチャンナンチャンの内村光良、千秋、キャイーンのウド鈴木の3人構成。『ポケットビスケッツ』はかなり昔に活動休止して …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Tactics

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。