J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
初期ELTサウンドを支えた五十嵐充は2000年にELTを脱退。その後、『day after tomorrow』のプロデューサーとして再び活躍を始めます。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Graceful World』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『Graceful World』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Graceful World |
演奏時間 | 5:05 |
作詞 | 持田香織 |
作曲 | 大谷靖夫 |
編曲 | 伊藤一朗 & 桑島幻矢 & 大谷靖夫 |
18thシングル。
『Graceful World』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
4 FORCE | 1 |
Every Best Single 2 | 6 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 2) | 9 |
Every Cheering Songs | 3 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 2) | 9 |
4thアルバム『4 FORCE』の1曲目に収録。
※『Graceful World』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
バラードではないけど壮大な聴き心地のする1曲、『Graceful World』。
イントロの時点から醸し出される上品な浮遊感がいいですよね。
空港を舞台にしたドラマの主題歌でしたが、浮遊感漂うこの楽曲の雰囲気とかなりマッチしているのではないでしょうか(ドラマは見たことはないけど)。
本作『Graceful World』のCDジャケットやMVも空港を意識したようなものになっていますし、ドラマタイアップとの歩調をかなり考えている感じがします(繰り返しですが、ドラマは見たことないので的外れなことを言ってるかもしれません)。
個人的には、ELTの楽曲は五十嵐充時代にお気に入りが多いのですが、本作『Graceful World』は五十嵐充脱退後作品の中でちょっと別格に好きかもしれません。
上述の浮遊感漂うアレンジもいいですし、サビのメロディーもすごく好き。持田香織の声も透明感があって楽曲の雰囲気にピッタリ!
…ただ、セールス的にはもう一つだったようです。
前作の17thシングル『fragile/JIRENMA』が約83万枚売り上げていたのに対し、18thシングルの本作『Graceful World』の売り上げは約19万枚という結果。
もうちょっと売れて、世間に知られていてもいいくらい良い曲だと思うんですけどね。
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『Graceful World』収録アルバムレビューリンク
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