個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/STAY

投稿日:2019年4月26日 更新日:

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。

90年代後半はソロで大成したRYUICHIこと『河村隆一』のインパクトが良くも悪くもバンドのイメージを左右していた印象でしたが、2010年の復活後は5人の個性がバランスよく発揮されたキレイな形で快進撃を続けているのが嬉しいですね。

今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『STAY』のレビューです。

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

beautiful

『STAY』の全体概要

基本情報

アーティストLUNA SEA
曲名STAY
演奏時間3:52
作詞LUNA SEA
作曲LUNA SEA
編曲LUNA SEA

『STAY』収録アルバム

アルバム名トラック#
EDEN11

オリジナルアルバム『EDEN』の11曲目に収録。

本作『STAY』がアルバム『EDEN』の最終トラックになります。

※『STAY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『EDEN』の最後を飾るのはキャッチーで明るい本作『STAY』。

アルバムの締めがポジティブ系なのは前アルバム『IMAGE』の『WISH』と同じ流れですね。

とは言え、『LUNA SEA』のライブセットリストを眺めてみると、『WISH』が未だにライブのラスト定番というポジションを獲得している一方、本作『STAY』が『WISH』と同じだけの役割を担えているわけではなさそうです。

もちろん『WISH』の完成度が高すぎたというのはあるのでしょうが、本作『STAY』って、なんだか惜しいんですよね。

Bメロなんかは『WISH』に引けを取らないほど、非常にキャッチーに仕上がっています。いや本当、『STAY』のBメロは是非とも聴いてみていただきたい。ここだけ切り取れば、”これっていつのヒットソング?『STAY』はなんで地味に埋もれてしまっているの?”と思えるほどキャッチーなんです!

…ただ、その後のサビが…ちょっと…弱い…!

Bメロは非常に完成度が高いので、その流れのまま、さらにリスナーの期待を裏切るほどのサビが『STAY』にあれば…あの『WISH』の牙城を崩せたのでは…なんていう惜しさを感じるのです…。

あとは…歌詞ですね。

『LUNA SEA』の楽曲ってそこまで歌詞を気にする類の音楽ではないと思って聴いていますが、さすがに本作『STAY』は「鮮やか」って言い過ぎ 笑。

「鮮やか」という抽象的な言葉が独り歩きして、ちょっとモヤっとします。私の読解力がないだけかもしれませんが。

なんだか否定的な形で幕を下ろしそうですが、決して本作『STAY』、嫌いなわけではありません。この楽曲のキャッチーなBメロが聴きたくて『STAY』の再生ボタンを押すことが、なんだかんだ言ってけっこうあるのです。

Amazonで試聴できます。

『STAY』収録アルバムレビューリンク

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/Rainy days never stays

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …

【個別楽曲レビュー】ZONE/believe in love

“バンド”でも”アイドル”でもない“バンドル”という新しいジャンルで活動を始めた4人組グループ『ZONE』。 途中で本当に楽器を …

【個別楽曲レビュー】GLAY/BELOVED

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類される …

【個別楽曲レビュー】相対性理論/四角革命

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 メンバーの中ではボーカルの「やくしまるえつこ」がソロでも曲を出し …

【個別楽曲レビュー】黒夢/至上のゆりかご

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。