“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。
アイドルのソロとしては珍しくバンド形式になっており、アユニ・D本人がベースの演奏をしているのも特徴ですね(とうとう楽器を持ってしまった!)。
今回は、『PEDRO』のミニアルバム『zoozoosea』の3曲目、『自律神経出張中』の個別楽曲レビューです。
※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO
『自律神経出張中』の全体概要
基本情報
アーティスト | PEDRO |
曲名 | 自律神経出張中 |
演奏時間 | 3:42 |
作詞 | アユニ・D |
作曲 | 松隈ケンタ |
編曲 | SCRAMBLES |
『自律神経出張中』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
zoozoosea | 3 |
ミニアルバム『zoozoosea』の3曲目に収録。
※『自律神経出張中』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
センス…ハンパない!!
もちろん、媚びてないロックな楽曲そのものもかっこいいんですが、何って歌詞のセンスがハンパないです。
メロディーにパシッとハマるナンセンスな言葉選び。それでいて決してスベっていない絶妙なフレーズの組み立てはセンスとしか言いようがありません。
そんなイカした(死語?)歌詞を作ったのが何を隠そうアユニ・D本人だとは…。間違いなく彼女は天才だと思います。
今のところ、『BiSH』からはアユニ・Dの他に2名がソロデビューしているわけですが、アユニ・Dのみがバンド形式かつミニアルバムでのデビューと、かなり好待遇を受けています。
しかし、本作『自律神経出張中』を聴けば、なぜアユニ・Dのソロデビューが他のメンバーに比べて贔屓されているのかわかるのはないでしょうか。少なくとも、私は納得しました。
それくらい、本作『自律神経出張中』から伺える彼女の才能はハンパないです。
本作『自律神経出張中』の歌詞のすごさは実際に聴いていただくとして、最後に私が気づいたことを少々。
この曲、「ワンちゃん」とか「負け犬」とか、”犬”にちなんだワードが度々出てきます。それを踏まえてサビの歌詞を見てみると、サビには「メランコリー」という言葉が出てきており、なんとここにも「コリー」という犬ワードが隠れているんです!
「メランコリー」に犬ワードを隠しているのは、意図的に仕掛けているものなのか、それとも偶然そうなったのか正直わかりません。仮に意図的だったとしても”だからなんだ”って話です。
…しかし、気付いてしまった以上、どうしても言わずにはいられませんでした。
『自律神経出張中』収録アルバムレビューリンク
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