個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】PEDRO/自律神経出張中

投稿日:2018年12月30日 更新日:

“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。

アイドルのソロとしては珍しくバンド形式になっており、アユニ・D本人がベースの演奏をしているのも特徴ですね(とうとう楽器を持ってしまった!)。

今回は、『PEDRO』のミニアルバム『zoozoosea』の3曲目、『自律神経出張中』の個別楽曲レビューです。

※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO

border-collie

『自律神経出張中』の全体概要

基本情報

アーティストPEDRO
曲名自律神経出張中
演奏時間3:42
作詞アユニ・D
作曲松隈ケンタ
編曲SCRAMBLES

『自律神経出張中』収録アルバム

アルバム名トラック#
zoozoosea3

ミニアルバム『zoozoosea』の3曲目に収録。

※『自律神経出張中』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

センス…ハンパない!!

もちろん、媚びてないロックな楽曲そのものもかっこいいんですが、何って歌詞のセンスがハンパないです。

メロディーにパシッとハマるナンセンスな言葉選び。それでいて決してスベっていない絶妙なフレーズの組み立てはセンスとしか言いようがありません。

そんなイカした(死語?)歌詞を作ったのが何を隠そうアユニ・D本人だとは…。間違いなく彼女は天才だと思います。

今のところ、『BiSH』からはアユニ・Dの他に2名がソロデビューしているわけですが、アユニ・Dのみがバンド形式かつミニアルバムでのデビューと、かなり好待遇を受けています。

しかし、本作『自律神経出張中』を聴けば、なぜアユニ・Dのソロデビューが他のメンバーに比べて贔屓されているのかわかるのはないでしょうか。少なくとも、私は納得しました。

それくらい、本作『自律神経出張中』から伺える彼女の才能はハンパないです。

本作『自律神経出張中』の歌詞のすごさは実際に聴いていただくとして、最後に私が気づいたことを少々。

この曲、「ワンちゃん」とか「負け犬」とか、”犬”にちなんだワードが度々出てきます。それを踏まえてサビの歌詞を見てみると、サビには「メランコリー」という言葉が出てきており、なんとここにも「コリー」という犬ワードが隠れているんです!

「メランコリー」に犬ワードを隠しているのは、意図的に仕掛けているものなのか、それとも偶然そうなったのか正直わかりません。仮に意図的だったとしても”だからなんだ”って話です。

…しかし、気付いてしまった以上、どうしても言わずにはいられませんでした。

『自律神経出張中』収録アルバムレビューリンク

※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/夢遊病

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/ドラキュラ

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/人魚

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドで …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/エレクトリック・パブリック

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドで …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/死の灰

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。