“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。
アイドルのソロとしては珍しくバンド形式になっており、アユニ・D本人がベースの演奏をしているのも特徴ですね(とうとう楽器を持ってしまった!)。
今回は、『PEDRO』のミニアルバム『zoozoosea』の2曲目、『GALILEO』の個別楽曲レビューです。
※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO
『GALILEO』の全体概要
基本情報
アーティスト | PEDRO |
曲名 | GALILEO |
演奏時間 | 3:14 |
作詞 | 松隈ケンタ & アユニ・D |
作曲 | 松隈ケンタ |
編曲 | SCRAMBLES |
作詞は松隈ケンタとアユニ・Dの共作。アルバム『zoozoosea』において作詞が共作となっているのは本作『GALILEO』のみで、他は全てアユニ・D単独での作詞となっています。
『GALILEO』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
zoozoosea | 2 |
ミニアルバム『zoozoosea』の2曲目に収録。
※『GALILEO』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ハイスピードロックナンバーの本作『GALILEO』。
曲調という点に関して言うと、特に目新しい部分は無いというのが正直なところ。”アイドルのソロプロジェクト”、”アイドルがベースを弾いている”という点を考慮すれば確かに意外性はあるのですが、これは同アルバム1曲目の『ゴミ屑ロンリネス』で提示済みの部分。
そういう意味では、1曲目の『ゴミ屑ロンリネス』で提示したロックな路線がこのバンドの方向性であったことを2曲目の本作『GALILEO』でリスナーに確証させる、という役割はあるのでしょう。
一方、本作『GALILEO』の個性は歌詞にあると思います。ナンセンスなフレーズながら、メロディーとの相性が抜群で無駄にかっこいいです。
特に私のお気に入りは1番Bメロ出だしの「ガリレオの苗字は…」というフレーズ。
当たり前すぎて何の意味もないフレーズなんですけど、メロディーとの相性が抜群な言葉な上、アユニ・Dのロックな歌い方も相まってすごくかっこよく響きます。今のところ、私が本作『GALILEO』選んでを聴くときは、このフレーズが聴きたいという動機が9割です 笑。
本作『GALILEO』の歌詞は松隈ケンタとアユニ・Dの共作のようなので、このキラー(?)フレーズがどちらのアイディアなのか、個人的には気になります。
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『GALILEO』収録アルバムレビューリンク
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