個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】PEDRO/ゴミ屑ロンリネス

投稿日:2018年12月28日 更新日:

“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。

アイドルのソロとしては珍しくバンド形式になっており、アユニ・D本人がベースの演奏をしているのも特徴ですね(とうとう楽器を持ってしまった!)。

今回は、『PEDRO』のミニアルバム『zoozoosea』の1曲目、『ゴミ屑ロンリネス』の個別楽曲レビューです。

※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO

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『ゴミ屑ロンリネス』の全体概要

基本情報

アーティストPEDRO
曲名ゴミ屑ロンリネス
演奏時間3:29
作詞アユニ・D
作曲松隈ケンタ
編曲SCRAMBLES

『ゴミ屑ロンリネス』収録アルバム

アルバム名トラック#
zoozoosea1

ミニアルバム『zoozoosea』の1曲目に収録。

※『ゴミ屑ロンリネス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

ゴリゴリのベース音で幕を開ける1曲、『ゴミ屑ロンリネス』。これ、きっとアユニ・D本人が演奏しているんですよね。オープニングの時点で“アイドルだからってなめんなよ!”というロック魂を感じます。

そんなロックなイントロの後、耳に飛び込んでくるのはこれまたロックな巻き舌の歌唱!ナンセンスな歌詞と相まって、リスナーに媚びるつもりが微塵もない心意気がかっこいいです!

巻き舌歌唱のかっこいいAメロなのですが、私の第一印象は“『Mr.Children』の『シーソーゲーム』っぽいな”でした。本作『ゴミ屑ロンリネス』のAメロと『シーソーゲーム』のAメロの歌メロがそっくりなんですよね。

だからなんだって感じですよね、すみません。

でも、そう思ったら止められないのです。『ゴミ屑ロンリネス』の「得体の知れない~」というフレーズを聴く度、『シーソーゲーム』の「愛想無しの君が~」が同時に頭の中で流れ出してしまうのです。

『PEDRO』というバンドがミスチルをオマージュをしている雰囲気はないので、このメロディーの類似感は…たまたまでしょうかね。

…ちょっと難癖(?)をつけてしまいましたが、本作『ゴミ屑ロンリネス』がかっこいい楽曲なのは間違いないです。

デビューアルバムの1曲目というだけあって、この『PEDRO』というバンドの個性、もう少し言えば、『BiSH』からソロとして飛び出したアユニ・Dのアーティストとしての個性が冒頭からあふれ出ています!

Amazonで試聴できます。

『ゴミ屑ロンリネス』収録アルバムレビューリンク

※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。