個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Balloon Balloon

投稿日:2019年6月9日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

ギラギラとした妖しい雰囲気はそのままに、復活後の彼らの楽曲には溢れんばかりの優しさを感じます。

離れ離れになっていた十数年という時間の中、『THE YELLOW MONKEY』というバンドが誕生した奇跡について、ある種悟りのようなものをメンバーたちが感じ取った結果なのかもしれませんね。

今回は、アルバム『9999』の9曲目、『Balloon Balloon』レビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

balloons

『Balloon Balloon』の全体概要

基本情報

アーティストTHE YELLOW MONKEY
曲名Balloon Balloon
演奏時間4:12
作詞吉井和哉
作曲吉井和哉
編曲THE YELLOW MONKEY

『Balloon Balloon』収録アルバム

アルバム名トラック#
99999

オリジナルアルバム『9999』の9曲目に収録。

※『Balloon Balloon』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『9999』収録曲の内、配信シングルなどの既出曲を除くと、純粋な新曲(いわゆるアルバム曲)というのはだいたい半数くらいでしょうか。

そんなアルバム曲の中で、個人的に一番惹かれたのが本作『Balloon Balloon』です。

本作『Balloon Balloon』を初めて聴いたとき、私は『The Rolling Stones』の『Paint It, Black』を思い出しました。

マイナー調バリバリなメロディーとか、迫るようなリズムの取り方とか、本作『Balloon Balloon』のかっこよさは『Paint It, Black』を聴いたときに感じたかっこよさに近いと感じたんですよね。

アルバム『9999』は洋楽のオマージュを感じる作品がいくつかあるので、もしかしたら本作『Balloon Balloon』にはイエモン側が意図的に『Paint It, Black』のエッセンスを取り入れているのかもしれません。

そして、本作『Balloon Balloon』、なんといっても「膨らんで…」のキャッチーなパートが耳に残ります。

曲が始まってから状況描写のような少々小難しい歌詞が続くので、”疾走感が気持ちいいけど、ちょっと覚えにくい曲かな…”なんて感じていたところ、まるでリスナーの心を読むかのようにこのキャッチーなフレーズが現れるんですよね。

この隙が無い展開には完全ノックアウトです。

「膨らんで…」のキャッチーなフレーズがあるおかげで、他の曲との区別は一発でつくようになります 笑。

バルン!バルン!

『Balloon Balloon』収録アルバムレビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/ハツミ

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 とは言え、有名人が不倫 …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/FOREVER & EVER

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/Syunikiss〜二度目の哀悼〜

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/今でも・・・あなたが好きだから

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】GLAY/COME ON!!

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。