J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
これが日本人の心に響かないわけがない!
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Someday, Someplace』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
目次
『Someday, Someplace』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Someday, Someplace |
演奏時間 | 4:32 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
12thシングル。2000年に『Every Little Thing』を脱退した五十嵐充が作詞・作曲・編曲を担当。
『Someday, Someplace』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Every Best Single +3 | 11 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 1) | 13 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 1) | 13 |
オリジナルアルバムには未収録。
『Every Best Single 〜COMPLETE〜 』のDisc 1、および、『Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜』のDisc 1における最終トラック。
※『Someday, Someplace』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『Someday, Someplace』、シングル楽曲なのですが、個人的に印象の薄い1曲です。
決して聴き心地の悪い曲ではないですし、盛り上がりに欠ける退屈なバラードってわけでもありません。
むしろ、アップテンポな上に、サビから始まるという、本来なら印象に残りやすい構成で作られています。サビ始まりのシングル楽曲は5thの『出逢った頃のように』以来ですから、このサビ始まりという手法を連発して飽きられてしまったわけでもないはず。
それにも関わらず、この印象の薄さはなんでしょうね。
考えられる原因の一つは、本作『Someday, Someplace』が初収録された『Every Best Single +3』の影響でしょうか。
このベストアルバムにはELT全盛期にテレビでバンバン流れてガンガンヒットしたシングルが詰め込まれています。そんな豪華な流れの中、後半の11曲目に現れる『Someday, Someplace』。
この流れで本作『Someday, Someplace』を聴くと、やはり地味な印象になるのは否めいないと思いますが…いかがでしょうか。
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『Someday, Someplace』収録アルバムレビューリンク
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