2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!
実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。
メンバーの中ではボーカルの「やくしまるえつこ」がソロでも曲を出したりと、割と有名なんじゃないでしょうか。
今回は、『ハイファイ新書』の2曲目『地獄先生』のレビューです。
※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論
『地獄先生』の全体概要
基本情報
アーティスト | 相対性理論 |
曲名 | 地獄先生 |
演奏時間 | 3:08 |
作詞 | 真部脩一 |
作曲 | 真部脩一 |
編曲 | ? |
『地獄先生』といえば、少年ジャンプで連載されていた”地獄先生ぬ~べ~”を思い出します。
丁度世代なので懐かしいです。
『地獄先生』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ハイファイ新書 | 2 |
『ハイファイ新書』の2曲目に収録されています。
※『地獄先生』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
漫画の”地獄先生ぬ~べ~”は小学校が舞台でしたが、本楽曲『地獄先生』は高校が舞台のようですね。自分のことを「女子高生」と言っているので。
ということで『地獄先生』、「女子高生」が学校の先生に恋心を抱いている、そんな心境を歌った楽曲になっています。残念ながら(?)、”地獄先生ぬ~べ~”は全く関係なさそうです。生徒を襲う妖怪も、妖怪を退治する”鬼の手”も出てきません。
ぬ~べ~ファンの方はそこんところ、期待しないほうがいいです 笑。
むしろ、なぜ本楽曲に『地獄先生』という曲名が付けられたのかが疑問なくらいです。嫌な先生がいて、その人のことを”地獄先生”って呼ぶのならわからないでもないんですけどね。
むしろ曲中では先生には好意を抱いていますから…謎は深まります。
「女子高生」が学校の先生に恋心を抱く、こういうシチュエーションって実際あるんでしょうねぇ。
私のいた高校ではそういう話は聞かなかったのですが、女子高出身の人なんかに聞くと、割と珍しいことではないそうです。
それはさておき、『地獄先生』の歌詞はけっこう際どい内容になっています。
やくしまるえつこの妙に色っぽい歌い方も相まって、場合によっては”青少年保護育成条例”に抵触するんじゃないかってくらい。まぁ、そこはフィクションの世界なのでOKだと思うんですが、聴く人によっては”けしからん!”って感想になるかもしれません。
しかし『地獄先生』、作詞をよく見ると、”やくしまるえつこ”ではなく、ベースの”真部脩一”なんですよね。
もちろんこの方に「女子高生」経験はないと思うので、苦労して妄想しながら書いた詞なのかなと思ってしまいます 笑。
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『地獄先生』収録アルバムレビューリンク
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