個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】相対性理論/地獄先生

投稿日:2017年9月18日 更新日:

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!

実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。

メンバーの中ではボーカルの「やくしまるえつこ」がソロでも曲を出したりと、割と有名なんじゃないでしょうか。

今回は、『ハイファイ新書』の2曲目『地獄先生』のレビューです。

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

teacher

『地獄先生』の全体概要

基本情報

アーティスト相対性理論
曲名地獄先生
演奏時間3:08
作詞真部脩一
作曲真部脩一
編曲?

『地獄先生』といえば、少年ジャンプで連載されていた”地獄先生ぬ~べ~”を思い出します。

丁度世代なので懐かしいです。

『地獄先生』収録アルバム

アルバム名トラック#
ハイファイ新書2

『ハイファイ新書』の2曲目に収録されています。

※『地獄先生』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

漫画の”地獄先生ぬ~べ~”は小学校が舞台でしたが、本楽曲『地獄先生』は高校が舞台のようですね。自分のことを「女子高生」と言っているので。

ということで『地獄先生』、「女子高生」が学校の先生に恋心を抱いている、そんな心境を歌った楽曲になっています。残念ながら(?)、”地獄先生ぬ~べ~”は全く関係なさそうです。生徒を襲う妖怪も、妖怪を退治する”鬼の手”も出てきません

ぬ~べ~ファンの方はそこんところ、期待しないほうがいいです 笑。

むしろ、なぜ本楽曲に『地獄先生』という曲名が付けられたのかが疑問なくらいです。嫌な先生がいて、その人のことを”地獄先生”って呼ぶのならわからないでもないんですけどね。

むしろ曲中では先生には好意を抱いていますから…謎は深まります。

「女子高生」が学校の先生に恋心を抱く、こういうシチュエーションって実際あるんでしょうねぇ。

私のいた高校ではそういう話は聞かなかったのですが、女子高出身の人なんかに聞くと、割と珍しいことではないそうです。

それはさておき、『地獄先生』の歌詞はけっこう際どい内容になっています。

やくしまるえつこの妙に色っぽい歌い方も相まって、場合によっては”青少年保護育成条例”に抵触するんじゃないかってくらい。まぁ、そこはフィクションの世界なのでOKだと思うんですが、聴く人によっては”けしからん!”って感想になるかもしれません。

しかし『地獄先生』、作詞をよく見ると、”やくしまるえつこ”ではなく、ベースの”真部脩一”なんですよね。

もちろんこの方に「女子高生」経験はないと思うので、苦労して妄想しながら書いた詞なのかなと思ってしまいます 笑。

Amazonで試聴できます。

『地獄先生』収録アルバムレビューリンク

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/Love Replica

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/出逢った頃のように

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/クラシック

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/”I”

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二! 解散したわけではな …

【個別楽曲レビュー】hide/ATOMIC M・O・M

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。