ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
今回は、『B’z』の個別楽曲、『BE THERE』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

『BE THERE』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | BE THERE |
演奏時間 | 4:13 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
4thシングルのA面曲。
『B’z』初のオリコンシングルチャートTOP10入り作品。
『BE THERE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
B’z The Best “Pleasure” | 10 |
B’z The Best “ULTRA Pleasure” (The First RUN) | 2 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC1) | 4 |
オリジナルアルバムには未収録。
※『BE THERE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
初期『B’z』特有のデジタルサウンド色の強い1曲、『BE THERE』。
サンプリングした音を加工して切り貼りしたようなオープニングが印象的です。
ギターの出番もギターソロとアウトロで前に出てくる程度で、それ以外では左チャンネルで効果音的に鳴っている程度という感じ。本作『BE THERE』、1曲を通してデジタル色を前面に押し出した楽曲と言えそうです。
上述の通り、本作『BE THERE』はオリジナルアルバム未収録のため、アルバムとしてはベスト盤の『B’z The Best “Pleasure”』(通称金盤)にて初収録という運びになりました。
金盤では、#8 『LADY NAVIGATION』、#9 『太陽のKomachi Angel』、そして#10に本作『BE THERE』と、中盤にデジタルサウンド系の楽曲が並んで配置されています。
こうやってデジタル色の強い楽曲の並びで聴くと、本作『BE THERE』はどことなくミステリアスな雰囲気が漂っているのが特徴的に感じられます。
特にサビにおける歌メロやコーラス、楽器の音色なんかが、デジタルな世界観の中にミステリアスな魅力を吹き込んでおり、それが本作『BE THERE』を初期『B’z』楽曲の中でも一括りにはできない、異色な作品として成立させているように思います。
※こちらは上で挙げた金盤ではありません。しかし、今から聴くなら収録曲の多い『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』の方が単純にお得です。
『BE THERE』収録アルバムレビューリンク
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