個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】B’z/Real Thing Shakes

投稿日:2019年7月7日 更新日:

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。

『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。

シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!

CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。

今回は、『B’z』の個別楽曲、『Real Thing Shakes』のレビューです。

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

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『Real Thing Shakes』の全体概要

基本情報

アーティストB’z
曲名Real Thing Shakes
演奏時間4:14
作詞稲葉浩志
作曲松本孝弘
編曲松本孝弘 & 稲葉浩志

20thシングル。ミリオンヒット作品。

『Real Thing Shakes』収録アルバム

アルバム名トラック#
B’z The Best “Treasure”11
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC2)7

オリジナルアルバム未収録。

※『Real Thing Shakes』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

全英語詞のハードロック楽曲、『Real Thing Shakes』。

本作『Real Thing Shakes』の何が凄いって、全英語詞の楽曲をシングルのA面にしながらも、当然のようにオリコンシングルチャートで1位を獲り、ミリオンヒットを記録しているところではないでしょうか。

邦楽アーティストが日本語の歌詞でない楽曲を100万枚以上も売るって、相当の快挙だと思います。当時の『B’z』の勢いがどれほどのものだったかをうかがい知れますね。

本作『Real Thing Shakes』、シンプルなギターリフを中心に、稲葉浩志が桁外れの高音ボイスで歌い切るという、ある種”典型的なハードロックのイメージ”をそのまま具現化したような作品になっています。電子音を巧みに織り交ぜていたこれまでの『B’z』の楽曲と比べると、”聴きやすさ”よりも”シンプルなかっこよさ”を追求した楽曲のように思います。

歌詞も含め、ここまでハードロック方向に振り切ったのも、「Real Thing(本物)」とタイトルにある通り、”シンプルなかっこよさこそホンモノ!”という意識が、当時『B’z』サイドにあったのかもしれませんね。

『Real Thing Shakes』収録アルバムレビューリンク

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
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