個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】B’z/太陽のKomachi Angel

投稿日:2019年3月10日 更新日:

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。

『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。

シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!

今回は、『B’z』の個別楽曲、『太陽のKomachi Angel』のレビューです。

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

yuka

『太陽のKomachi Angel』の全体概要

基本情報

アーティストB’z
曲名太陽のKomachi Angel
演奏時間4:10
作詞稲葉浩志
作曲松本孝弘
編曲松本孝弘 & 明石昌夫

5thシングルのA面曲。『B’z』が初めてオリコンシングルチャートで1位を獲得した作品です。

『太陽のKomachi Angel』収録アルバム

アルバム名トラック#
WICKED BEAT2
B’z The Best “Pleasure”9
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC1)5

ミニアルバム『WICKED BEAT』に全英語詞で『Komachi-Angel Red Hot Style』として収録されています。

また、『B’z The Best “Pleasure”』に収録されているものの、その後リリースされた『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』には未収録。

※『太陽のKomachi Angel』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

いや、なにって…ね?

本作について言えば、この『太陽のKomachi Angel』という衝撃的な曲名がとにかく目を引いてしかたないのではないでしょうか 笑。

特に気になる「Komachi」という言葉ですが、これはもちろん絶世の美女と言われた歴史上の人物、小野小町(おののこまち)から取ってきたのでしょう。つまり、本作『太陽のKomachi Angel』での「Komachi」は、”美女”とか、もう少し砕いて”かわいい子”みたいな意味で使われているものと思われます。

歴史上の名前をそのまま引用して”太陽の小町 Angel”としてもよかったのでしょうが、これではダサいと判断したのでしょうね。”小町”をローマ字表記の「Komachi」に書き換えて、『太陽のKomachi Angel』という非常に独特なタイトルが生まれたものと推測します。

いや、これも十分ダs…いや、何でもないです。

ただ、このインパクト抜群な曲名が功を奏したのか、本作『太陽のKomachi Angel』は『B’z』初のオリコンシングルチャートで週間第1位を獲得します。

『B’z』の持つシングルオリコン連続1位獲得記録伝説がここから始まったわけですから、本作『太陽のKomachi Angel』は『B’z』にとっても日本の音楽史にとっても、記念すべき作品であると言えるでしょう。

本作『太陽のKomachi Angel』、曲名のインパクトもすごいですが、楽曲もなかなかにブッ飛んでます

特に、サビは曲名の『太陽のKomachi Angel』というフレーズをそのまま歌っており、まるで呪文のような(?)歌詞となっています。

ただ、そんなナンセンスな歌詞でもメロディーにバシッとハマっているので、聴いていて楽しいんですよね。ついつい口ずさみたくなるキャッチーさがありますが、歌詞がダサい独特なので、人前で不意に歌い出してしまわないように注意が必要です 笑。

本作『太陽のKomachi Angel』、ダサい独特なんだけど、決して嫌いになれない魅力がある1曲です。

『太陽のKomachi Angel』収録アルバムレビューリンク

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/STORM

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/SHOCK HEARTS

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね! これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すこと …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/ECO=System

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンド界のカリスマボーカル”キリト”と、奇天烈なサウンドで世界観に …

【個別楽曲レビュー】黒夢/SICK

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/アソビ

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。