キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!
気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。
そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。
今回は、『Last Love Letter』のレビューです。
※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー
目次
『Last Love Letter』の全体概要
基本情報
アーティスト | チャットモンチー |
曲名 | Last Love Letter |
演奏時間 | 3:25 |
作詞 | 福岡晃子 |
作曲 | 橋本絵莉子 |
編曲 | チャットモンチー |
『チャットモンチー』の10thシングル。
10thシングルにして、初めて英語表記の曲名の登場です。
『Last Love Letter』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
告白 | 12 |
チャットモンチー BEST〜2005-2011〜 | 14 |
BEST MONCHY 1 -Listening- (CD1) | 16 |
3rdフルオリジナルアルバム『告白』に”Album ver.”で収録。
※『Last Love Letter』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
初めて聴いたとき…と言っても、本作『Last Love Letter』が世に出てからかなり時間が経ったあとでしたが…とてつもない衝撃を受けました。
もう、ずばり、かっこよくて泣ける曲!
とにかくベースがすごい曲ですね。
イントロからベースで始まるんですが、テクニックで聴かせるのではなく、フレーズで聴かせてくれます。
ベースはどうしても単音のフレーズになりがちな分、和音が弾けるギターに比べると、聴かせ方のバリエーションって少ないと思うんです。だから、奏法・テクニックで差別化を図りながら聴かせるってのが、ベースでの王道的な聴かせ方なのかなと。
でも、本作『Last Love Letter』のイントロのベースは、純粋にフレーズで聴かせてくれます。私の音楽的なボキャブラリーが少ないせいかもしれませんが、こんなフレーズは聴いたことないっていう衝撃がありました。
あと、歌詞も素敵!
取って付けたような表現ですが、本当に私のハートにグサッと来ました。特に2番のサビ以降は涙腺にヒットですよ 笑。
ベースと歌詞がすばらしい『Last Love Letter』ですが、ベーシストの福岡晃子が本作の作詞担当なんですよね。彼女の才能にあっぱれです。
『Last Love Letter』収録アルバムレビューリンク
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