個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GLAY/嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)

投稿日:2019年3月31日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の世界へ足を踏み入れると、そこには成功者ゆえの苦悩に満ちた孤独の世界を垣間見ることができます。

そこは我々凡人にとっては到底辿り着ける境地ではありませんが、その途方に暮れるほどの景色を、TAKUROの紡ぐ言葉とメロディーによって私たちもほんの少しだけ追体験できるような気がします。

今回は、『GLAY』の楽曲、『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』のレビューです。

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

lion

『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』の全体概要

基本情報

アーティストGLAY
曲名嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)
演奏時間3:36
作詞TAKURO
作曲TAKURO
編曲GLAY & 佐久間正英

“KURID/PHANTOM mix”と括弧書きが付いていますが、既出曲のミックス違いではありません。世に出ている『GLAY』の「嫉妬」という楽曲は本作のみです。

『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』収録アルバム

アルバム名トラック#
ONE LOVE3

オリジナルアルバム『ONE LOVE』の3曲目に収録。

※『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『口唇』、『誘惑』に続く『GLAY』の漢字二文字楽曲、『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』。

二人の兄と同様、本作『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』もハイスピードでロックな楽曲になっています。

サビで転調するところや、デジタル色の強い音が採用されているところも、二人の兄と共通するところですね。

本作『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』のかっこよさは、なんと言ってもオープニングから聴こえる右チャンネルのディレイがかかったギターではないでしょうか。「嫉妬」という言葉から連想されるスリリングな世界観、そして、クールを装いながらも、ふつふつと湧き上がる怒りにも似た感情を見事に表現している演奏だと思います。

そして、感情の抑えが限界を迎えたかのように爆発展開されるサビ!

思い切って1音上へ転調するのも、こういった感情の爆発を表現する手法の一つなのでしょう。”これを待っていたんです!”と言いたくなるほど、気持ちいい展開ですね。クセになります。

本作『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』、『口唇』や『誘惑』とは違いシングルにはなりませんでしたが、それらに引けを取らない魅力を持つ楽曲だと思います。

こんなにかっこいい曲なのにベストアルバム未収録ですので、本作『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』が唯一収録されているアルバム『ONE LOVE』はそれだけでも手にする価値は高いです。

Amazonで試聴できます。

『嫉妬 (KURID/PHANTOM mix)』収録アルバムレビューリンク

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/Claustrophobia

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 後世に与えた音楽的影響度もさることながら、ファンのことを“SLAVE&#822 …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/フレミング

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 影ながら活動を応援していましたが、2017年11月にとうとうメジャーデビューを果 …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Looking Back On Your Love

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】B’z/スイマーよ!!

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録を保持している『B’z』ですが …

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/flying

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。