2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。某名探偵アニメに採用された曲以外にも素敵な曲がたくさんありますよ!
今回は、アルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の8曲目、『Rhythm』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『Rhythm』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | Rhythm |
演奏時間 | 4:23 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
作詞・作曲・編曲はいつもの面々。
『Rhythm』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜 | 8 |
GARNET CROW REQUEST BEST (DISC 2) | 5 |
オリジナルアルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の8曲目に収録。
非シングル曲ですが、ベストアルバムにも収録されています。
※『Rhythm』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『GARNET CROW』らしく丁寧に作りこまれたアレンジと、耳に残る美しくもポップなメロディー!
非シングル曲ながら、シングルでもおかしくないくらい完成度の高い曲です!
サビから入る構成になっていたり、後半のサビが転調したりと、売れ線J-POPによくある手法が用いられています。『GARNET CROW』にしては珍しい作りですね。
とはいえ、サビに入ったとき、いやらしく無い盛り上がり方をするのが素敵です。サーッとカーテンが開いていくように気持ちよく光が差し込んでくるような、そんなサビの入り方です。
歌詞の中で「鼓動」と書いて”リズム”と呼ばせているように、曲名は鼓動の刻みを意味しているのでしょう。
それでいて、「蜉蝣(かげろう)」という昆虫の名前がところどころ歌詞中に現れます。この「蜉蝣」、短命の代名詞としてよく用いられる昆虫です。
「鼓動」という、生命に満ち溢れた意味を曲名に与えながら、「蜉蝣」という単語で、生命と真逆の言葉である“死”を同時に匂わせているのが、実に『GARNET CROW』らしいですね。
美しいメロディーと丁寧なアレンジがこの儚い世界観にピッタリ合っています。
『Rhythm』収録アルバムレビューリンク
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