個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/キラーボール

投稿日:2019年1月17日 更新日:

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。

とは言え、有名人が不倫騒動を起こすと未だに“ゲス不倫”などと呼ばれる辺り、世間に対して名を残すということには成功しているのかもしれません(?)

今回は、『キラーボール』の個別楽曲レビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

disco-ball

『キラーボール』の全体概要

基本情報

アーティストゲスの極み乙女。
曲名キラーボール
演奏時間4:49
作詞MC.K
作曲MC.K
編曲?

作詞作曲のMC.Kは川谷絵音の別名。

『キラーボール』収録アルバム

アルバム名トラック#
踊れないなら、ゲスになってしまえよ1

『ゲスの極み乙女。』2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の1曲目に収録。

※『キラーボール』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

おそらく”ミラーボール”をもじって付けられたであろう曲名の『キラーボール』。

本作『キラーボール』が収録されているアルバム名が『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』ですので、”ミラーボール”とはダンス繋がりといったところでしょうかね。

本作『キラーボール』、とにかくおしゃれなピアノがかっこいいです!

リズム面でもコード面でも、本作『キラーボール』におけるピアノの役割は大きいですね。楽曲中盤でいきなり差し込まれるショパンの”幻想即興曲”もおしゃれさに拍車をかけています。

それでいて、決してお高く留まっているわけでなく、しっかりと地に足の着いたポップミュージックに仕上がっているところがこのバンドのすごいところです。

この辺りは、やはり優れたバランス感覚を持っているということなんでしょうかね。

正直、初めて聴いたときは楽曲中盤のセリフパートが恥ずかしくて受け入れられなかったのですが、何度か聴いていくうちにこれも高貴なバンドサウンドをポップ寄りに中和する働きをしているような気がしてきて、アリなんじゃないかと思えてくるのです。

また、バンドの楽曲にしては珍しく、ギターが使われていないのも特徴ですね。その代わりといいますか、ベースソロを随所で聴くことができます。

これもいちいちかっこいい!

個人的には『ゲスの極み乙女。』の良さは鍵盤とベースにあると思っていますので、そのどちらもを楽しめる本作『キラーボール』に私がドハマりしてしまったのは必然と言えるでしょう 笑。

『キラーボール』収録アルバムレビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/ROSE OF PAIN

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】hide/Beauty & Stupid

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Tactics

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新 …

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/だからバイバイ

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。 自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動 …

【個別楽曲レビュー】黒夢/Merry X’mas, I Love You

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
S