個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/餅ガール

投稿日:2019年1月19日 更新日:

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。

とは言え、有名人が不倫騒動を起こすと未だに“ゲス不倫”などと呼ばれる辺り、世間に対して名を残すということには成功しているのかもしれません(?)

今回は、『餅ガール』の個別楽曲レビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

morigirl

『餅ガール』の全体概要

基本情報

アーティストゲスの極み乙女。
曲名餅ガール
演奏時間3:44
作詞MC.K
作曲MC.K
編曲?

作詞作曲のMC.Kは川谷絵音の別名。

『餅ガール』収録アルバム

アルバム名トラック#
踊れないなら、ゲスになってしまえよ2

『ゲスの極み乙女。』2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の2曲目に収録。

※『餅ガール』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

“森ガール”ならぬ『餅ガール』という、新しい造語を生み出した作品。

一見ふざけたタイトルのついた作品ですが、楽曲は非常に複雑な構成をしています。特に、1番のサビが終わって2番のサビが始まるまでの間はなかなかにカオスな展開

この曲調が唐突にぐるぐる変わっていく感じ、『ゲスの極み乙女。』らしいとも言えばそうなんですけども。

そんな『餅ガール』ですが、サビはキャッチーで覚えやすいです。「ナイチンゲール」、「晩餐会」といった、ポップスであまり使われない言葉だけどメロディーとの相性抜群なワード達が余計に印象的。

それ故に、サビだけ知っているからといってカラオケで歌おうとすると火傷しちゃうパターンですね。上述のカオス展開部分はしっかり予習していないと、まず歌えないと思います。

ところで、『餅ガール』の正体は「ナイチンゲール」ということでOKなんでしょうかね…。

イギリス人である「ナイチンゲール」は東アジアの食文化である「餅」とはきっと無縁の人生だったでしょうし、”ナイチンゲールは餅が好きだった”なんて言い伝えが残っているとは思えませんが…。

まぁ、野暮なことは考えず、『餅ガール』という不思議な言葉の組み合わせと、「ナイチンゲール」という語感のいいワードを楽しむのが吉ということなんでしょうね。「ナイチンゲール」ではなく、例えば”紫式部”なんかが歌詞に使われてたら、ここまでキャッチーなサビにはならなかったでしょうし。

なんだかんだ、このカオスな『餅ガール』という楽曲、私は好きです。

『餅ガール』収録アルバムレビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】B’z/さまよえる蒼い弾丸

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティ …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/BUNCHED BIRTH

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! バンド名からして皮肉たっぷりですが、楽曲もバンド名に負けず劣らずの皮肉な内容が多いです。ただ、しっかり芯を捉えた言葉は胸にとっ …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/市民野郎

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 以降、あまり良くないイ …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/END OF SORROW

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/BYE! MY BOY!

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。