90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春をバンドにささげたロックキッズなら誰もが夢みる妄想を現実のものにしてしまったバンドと言えるでしょう。
もちろん、その成功の裏には我々の理解を超えた数々の苦悩があったのでしょうが…。
今回は、『GLAY』の楽曲、『RAIN』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『RAIN』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | RAIN |
演奏時間 | 7:10 |
作詞 | YOSHIKI |
作曲 | YOSHIKI & TAKURO |
編曲 | YOSHIKI |
『X JAPAN』YOSHIKIプロデュースの記念すべき1stシングル。
アニメ”ヤマトタケル”のエンディングテーマに採用されました。
『RAIN』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
灰とダイヤモンド | 5 |
SPEED POP | 12 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 1) | 1 |
インディーズ盤の『灰とダイヤモンド』にはシングルとはアレンジが異なる”GLAY VERSION”で収録。
※『RAIN』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
YOSHIKIプロデュースのデビュー曲!もう、その一言だけで抜群の個性を放っているのが本作『RAIN』。
YOSHIKIプロデュースということですが、100%純正でYOSHIKIが手掛けた楽曲というわけではありません。作曲のクレジットにTAKUROの名前がある通り、歌メロは『GLAY』の『JULIA (reason for so long)』という楽曲のまんま。
デビューするに辺り『JULIA (reason for so long)』のメロディーの良さにYOSHIKIが惚れ込み、自らの手で仕上げ直したというところでしょうか。
ちなみに、『JULIA (reason for so long)』はデモテープ収録のレア音源でしたが、2014年にリリースされたアルバム『灰とダイヤモンド』のAnthology版にて聴くことができます。
さて、本作『RAIN』ですが、ロックバンドのデビュー曲であるにもかかわらず、なんとまさかのバラード楽曲となっています。
バラードでデビューすることについて、『GLAY』サイドはどう思ったんでしょうね。ベストアルバムの収録回数の少なさを見ると、何かしら本意ではないものがあったような気がしますが…。
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『RAIN』収録アルバムレビューリンク
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