90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春をバンドにささげたロックキッズなら誰もが夢みる妄想を現実のものにしてしまったバンドと言えるでしょう。
もちろん、その成功の裏には我々の理解を超えた数々の苦悩があったのでしょうが…。
今回は、『GLAY』の楽曲、『SPEED POP(Introduction)』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
目次
『SPEED POP(Introduction)』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | SPEED POP(Introduction) |
演奏時間 | 1:20 |
作詞 | – |
作曲 | 佐久間正英 |
編曲 | 佐久間正英 |
『GLAY』メンバーではなく、佐久間正英氏によるインスト楽曲。
『SPEED POP(Introduction)』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPEED POP | 1 |
オリジナルアルバム『SPEED POP』の1曲目に収録。
※『SPEED POP(Introduction)』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『GLAY』の記念すべきメジャー1stアルバム『SPEED POP』、その第1曲目がアルバムと同名のインスト楽曲である本作『SPEED POP(Introduction)』です。
メジャー1stアルバムの1曲目ということで、かなり気合が入りそうなものですが、なんと本作『SPEED POP(Introduction)』、作曲が『GLAY』のメンバーではありません(この後、長年に渡り『GLAY』をプロデュースすることになる佐久間正英氏による作曲・編曲)。
おそらく念願だったであろうメジャー1stアルバム、その大事な1曲目を人の手に委ねてしまえるところが、なんとも欲のないバンドだな…なんて思う次第です。
そんな本作『SPEED POP(Introduction)』、確かに『GLAY』っぽくはない仕上がりになっています。
特に、前半の宇宙空間を漂うような壮大なシンセ系の雰囲気は『GLAY』のイメージとはかけ離れている印象。少なくとも、ロックバンドのインストって感じはありません。
今ならHISASHIなんかがギターを中心にしたかっこいいインストを作ってくれそうですが、そういうのを期待していると本作『SPEED POP(Introduction)』は”なんだコレ?”ってなってしまうでしょう…。
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『SPEED POP(Introduction)』収録アルバムレビューリンク
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