2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
このバンドを紹介する際、当たり前のように『THE YELLOW MONKEY』と打ち込んでいるわけですが、よく考えるとこの言葉って、元は東洋人を差別する言葉なわけで。
もしGoogle先生がこのバンド名を差別表現にあたると分類し始めたら、『THE YELLOW MONKEY』の記事をバンバン上げている私のサイトはインターネット上から抹消されるでしょう。…そのときは、お察しください。
今回は、アルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』の1曲目、『Song for Night Snails』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
目次
『Song for Night Snails』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | Song for Night Snails |
演奏時間 | 3:48 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
『Song for Night Snails』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE | 1 |
オリジナルアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』の1曲目に収録。
※『Song for Night Snails』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
吉井和哉が終始裏声で歌うという、非常に珍しい特徴を持つ楽曲が本作『Song for Night Snails』。『THE YELLOW MONKEY』の楽曲の中でもこの特徴を持つのは本作が唯一ではないでしょうか。
本作『Song for Night Snails』、ピアノとアコースティックギターをメインに据え、ストリングスで盛り上げるドラマチックなナンバーとなっています。
この曲調の楽曲がロックバンドのメジャー1stアルバム1曲目に収録されているということを考えると、なかなかに大胆な配置をしているように思います。1stアルバムの1曲目なら、やっぱり自分たちの名刺代わりになるようなロックな楽曲を1曲目に置きたいと思いますので(もしくは軽めのインストを1曲目に入れて、2曲目で本領発揮…というパターンがロックバンドの1stアルバムには多いですかね)。
ロックバンドらしからぬ(?)1曲目とは言え、本作『Song for Night Snails』、決して退屈な楽曲ではありません。
歌メロがキャッチーなのは言わずもがなですし、バックのストリングスが少々チープに聴こえるものの、それが“かたつむり(Snail)の小さな生命”を表しているような気がして、楽曲の雰囲気に非常にマッチしています。
それから、何と言っても後半の転調、これが素敵。
後半にピッチを上げる転調は使い古された手法とは言え、やっぱりかっこいい。この楽曲のドラマチックさが一番輝く瞬間がここにあります!
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『Song for Night Snails』収録アルバムレビューリンク
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