2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。
キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生み出したバンドです。
なお、ボーカルのyasuはソロプロジェクト『Acid Black Cherry』にて現在も活躍中。
今回は、アルバム『D・N・A』の9曲目、『Junky Walker』のレビューです。
※『Janne Da Arc』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Janne Da Arc
『Junky Walker』の全体概要
基本情報
アーティスト | Janne Da Arc |
曲名 | Junky Walker |
演奏時間 | 4:05 |
作詞 | yasu |
作曲 | kiyo & yasu |
編曲 | kiyo & Janne Da Arc & 秦野猛行 |
『Junky Walker』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
D・N・A | 9 |
オリジナルアルバム『D・N・A』の9曲目に収録。
※『Junky Walker』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
メタルっぽいズクズクギターが気持ちいい1曲、『Junky Walker』。
『Janne Da Arc』の楽曲の中ではギターサウンドが前面に出た作品ですが、作曲にはキーボードのkiyoが関わっているようです。ちょっと意外でした。
私とアルバム『D・N・A』との付き合いは20年近くになりますが(2020年4月時点)、出会った当時と今とで、印象が良い意味で変わった収録曲が本作『Junky Walker』です。
本作『Junky Walker』、当時はどちらかというと印象の薄い楽曲でした。
Bメロはボーカルにエフェクト加工がかかっていたり、曲名の『Junky Walker』というワードが飛び出したりして覚えやすい作りになっています。
ただ、そんなBメロの後に登場するサビは案外あっさりしてるなと。『Junky Walker』と聞いて真っ先に思い出すのは”サビよりもBメロ”という感じ。
派手なモノに耳を奪われがちな当時中学生の私にとって、サビの盛り上がりに欠ける本作『Junky Walker』はそこまで刺さる楽曲ではなかったのです。
あれから時は経ち、年を取ってから改めて本作『Junky Walker』を聴いてみると、全く逆の印象を抱くようになりました。
サビは相変わらずあっさりだなとは思いますが、このあっさりなサビこそがかっこいいじゃないかと感じ始めたんですね。
年齢を重ねることで、”地味さの中に潜む趣”のようなものに気付けるようになったのでしょう。そう考えると、年を取るのも悪いことばかりではないです。
私と同じくらいの世代で、若い頃に『Janne Da Arc』の派手なサウンドに魅了されたという方。今のタイミングで聴き直すなら本作『Junky Walker』はけっこうオススメです。
私と同じように、当時とは違う感じ方で聴けると思いますよ。
Amazonで試聴できます。
『Junky Walker』収録アルバムレビューリンク
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