ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
ヴィジュアル系にカテゴライズされるイメージがありますが、その音楽性はアルバムをリリースする度にガラッと変わっており、一つのジャンルで括ることはなかなかに難しいバンドです。
今回は、『黒夢』の楽曲、『CANDY』のレビューです。
※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢
『CANDY』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | CANDY |
演奏時間 | 2:52 |
作詞 | 清春 |
作曲 | 清春 |
編曲 | 黒夢 & 土方隆行 |
『CANDY』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
CORKSCREW | 5 |
メジャー6thアルバム『CORKSCREW』の5曲目に収録。
※『CANDY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
一見するとかわいらしいイメージを持つ『CANDY』という言葉。そんな言葉が曲名についているとなると、内容はさぞかしポップで甘々なのでは…と思ってしまいそうです。
…が、本作『CANDY』、『黒夢』というバンドの超絶攻撃的アルバム『CORKSCREW』の収録曲なのです。
ということで、本作『CANDY』、曲名のイメージとは裏腹に、『CORKSCREW』収録曲らしくパンクでノリノリな楽曲になっています。
『CANDY』という言葉の持つ、甘ったるいイメージを逆手に取って皮肉を込めた形で、このタイトルが付けられているのでしょうね。
しかし、本作『CANDY』、非常に高速(おそらくBPM200以上)な上に裏拍にスネアを当ててリズムを刻んでいますので、私のようなリズム感の無い人間が聴くと、裏拍と表拍がひっくり返って聴こえてしまうことが多々あります。
つまり、裏で打っているスネアの音が、なんだか表を打っているのように聴こえてきてしまうんですね。本来は”ンタンタンタンタ“なのに、”タンタンタンタン”と刻んでいるように聴こえてしまうというわけです。
決して、”聴きづらい”等という話で本作『CANDY』の感想を結論付けたいわけではありません。リズム感の無い私が悪いだけですから。
ただ、日本人は、概して裏拍が苦手だと聞いたことがあります。
その理由の詳しいところは知りませんが、日本などのような農耕民族は裏拍が苦手で、欧米などの狩猟民族は裏拍が得意らしいです。そういう研究結果(?)を信じるならば、本作『CANDY』を聴いて私のように裏拍と表迫がひっくり返ってしまう人って、日本人の中にはけっこういるのではないでしょうか?
この記事を読んでいる人の中にも裏表がひっくり返る人がいるかもしれません。
もし、いたとしたら…安心してください!
私もひっくり返りますよ 笑!
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『CANDY』収録アルバムレビューリンク
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