日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『I Wish』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『I Wish』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | I Wish |
演奏時間 | 4:35 |
作詞 | hyde |
作曲 | tetsu |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Takao Konishi |
編曲者の”Takao Konishi”は5thシングル『flower』の編曲も手掛けています。
『I Wish』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
True | 9 |
オリジナルアルバム『True』の9曲目に収録。
※『I Wish』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
歌詞中で明確に語られてはいませんが、クリスマスソングとして知られている1曲、『I Wish』。
曲名だけ見ると、某恋愛バラエティ番組の主題歌で有名になった音楽グループの『I WiSH』を連想しますが(私だけ?)、本作とこのグループとは何の関係もないはずです。
メジャー3rdアルバムの『True』は、これまでの作品に比べてポップだと言われていますが、本作『I Wish』も実にポップな仕上がりになっています。
クリスマスソングらしく子供の声のコーラスが入ってたり、ギター以外の音色が全面的に出てきていたり、”もう、バンドじゃなくてよくない?”ってくらい 笑。
今でこそ、ラルクが”クリスマス”や”ハロウィン”といったイベント事をテーマにした楽曲を出すことには何の違和感もありませんし、むしろ積極的にこれらのイベントを利用している感すらあります。
ただ、アルバム『True』リリース当時、“クリスマス”という俗世的なイベントをラルクがテーマにするなんて、けっこう衝撃的だったんじゃないかなと思います。それくらい、当時のラルクって俗世離れしたイメージがあったような、そんな印象を持っています。
手の届かない世界から、我々の住む世界への移住。
ラルクがバンドとしての方針転換を示したアルバム『True』ですが、その変化を如実に体現しているのが本作『I Wish』かと思います。
例えば、『I Wish』が『True』ではなくインディーズアルバムの『DUNE』に入っていたら…と想像してみてください。
相当浮くはずです 笑。
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『I Wish』収録アルバムレビューリンク
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